世の傑作シューズを、独自の感性で表現するエンダースキーマの「manual industrial products(マニュアル・インダストリアル・プロダクツ)」シリーズ(以下、mip)。
そのコンセプトや魅力は
前回お伝えしたとおりだが、実はバリエーションも豊富に揃う。
傑作アウトドアブーツをエンダースキーマ流に解釈
つい先日発売されたばかりの最新作は、アウトドアスタイルの定番であるダックブーツをオマージュした一足だ。
アッパーはもちろんフルレザーで、足首に当たる部分には、繊維をほぐして柔らかくしたカウレザーを配した。履き心地の良さにもこだわっている。
アイコンともいえるトゥには堅牢なカウレザーを用いており、外縫い割と呼ばれる製法を使って立体感のある独特なディテールを表現することに成功した。
もうひとつの特徴である、アッパーを巻き上げるようなアウトソールは、9mm厚のクレープソールを採用。クッション性の良さも相まって、その再現度の高さは凄まじい。
ブーツといえば、こんな一足もラインナップしている。
ストリートやヒップホップシーンで愛されるブーツを、エンダースキーマ流に解釈。
ベジタブルタンニン鞣しのカウレザーのアッパーに、サンドペーパーを用いてマットな質感を再現するなど、ディテールの追求にも抜かりはない。これまた育てがいがありそうだ。
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