相手に想いを馳せ、選んで、渡す。だからこそ、贈られた人はその品を手にするたびに、自分への気遣いに想いを馳せる。
そんな想い想われを日常にもたらすギフト候補。それが“プレミアムな日用品”だ。
迷ったあの人に神の一手がコレ!
「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」のコーム同性、しかも人生の先輩たる年配者には何を贈っていいか迷うもの。そこで選択肢に加えてほしいのが、コーム。紳士なあの人でも意外とこのあたりは気を遣っていないだろう。
スイスの職人がアセテートを使って上質を形にした櫛で、ピシッとした関係性を取り持とう。追加料金でイニシャルなどの刻印にも対応する。
拭き上げるたびに気遣いを呼び覚ます
「エシャペ」のバスタオルとハンドタオル家時間が増えた新しい生活様式において、バスルームこそが最もプライベートを感じられる空間になっている。
そこで肌に水滴を残さず、ひと拭きでしっかりドライを感じさせてくれるタオルこそプレミアムな日用品だ。適度に硬い肌触りがクセになるコットンリネン(ネイビー)と柔らかなオーガニックの茶綿(ブラウン)を使用。
スポーツカーはさすがに贈れないけれど
「モンブラン」の万年筆フェラーリレッドを連想させるカラーリングにピンと来た人は見る目良し。伝説的なフェラーリ 500 F2 モデルの流線形シルエットから着想を得たコレクション。
今後、電子メール同様EVカーが主流に移り変わったとしても、エンジンの振動や音、万年筆の指でなぞれる筆跡は、いつだって人の心を揺さぶるはずだ。
どんな言葉よりも雄弁な旅の誘い文句になる
「ジョン ロブ」のルームシューズ「究極」と形容して差し支えないスリッパ「ナイトン」は、カシミヤスエードと呼ばれる、毛足を短く均一に加工されたきめ細やかなスエード素材。携行するのに便利な収納ケースも備わり、旅の供に選べば並ぶもののないラグジュアリーを足元から感じさせてくれる。贈るのが惜しくなり、自分も欲しくなってしまいそうで心配!
Taichi=写真 来田拓也=スタイリング 大西陽子、礒村真介(100miler)、早渕智之、野村優歩=文