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2021.11.26

ファッション

今年20周年を迎えた「CSケーススタディ」。4ブランドの作り手に聞くアイテムへの想い

ファッション産業が環境へ大きな負担を与えているのは紛れもない事実。しかし、ネガティブなことばかりでもない。少しでも地球への負荷を減らすべく、循環型のモノ作りに真摯に取り組む企業が増えているのもまた事実だからだ。
2021年秋に20周年を迎えた髙島屋のセレクトショップ「CSケーススタディ」のラインナップにも、そんなサステイナブルな服や靴が着実に増えている。今回は“持続可能”をキーワードに厳選し、作り手たちにモノ作りの背景や想いを聞いた。
これからは選ぶ側の“目”も問われる時代。定番として長く愛せるものを選ぶことも必要不可欠だ。
CSケーススタディの詳細はこちら
 

「タトラス」のダウンジャケット

各10万7800円/タトラス(CSケーススタディ 髙島屋日本橋店 03ー3246ー5719)
タトラスインターナショナル 営業 佐々木健斗さんの声
タトラスの人気ダウンジャケットのひとつに「ボエシオ」というモデルがあり、こちらはその素材別注。実はタトラスが別注モデルに新素材を採用するのはきわめてまれなことで、今回のダウンジャケットはスペシャルなものと言えます。
採用したのはアクアフィル社の「エコニール」という素材。これは漁網やカーペットから作られたリサイクルナイロンで、石油由来のナイロンに比べて二酸化炭素排出量を最大90%削減できるといわれています。
しかも名門ファブリックメーカー、リモンタ社が織り上げたリップスストップ生地で仕立てており、程良い光沢と陰影が織りなす独特の質感は既存モデルにはないもの。ラグジュアリーな雰囲気があり、何年着ても廃れない名作となりました。
 

「ネクサスセブン×コンバース」のスニーカー

[2022年1月中旬以降発売予定]1万4300円/ネクサスセブン×コンバース(CSケーススタディ 髙島屋日本橋店 03ー3246ー5719)
ネクサスセブン デザイナー 今野智弘さんの声
「コンバース イーシーラボ」は環境に配慮した素材を実験的に使用するサステイナブルなシリーズで、今回はコンバースでも史上初となる“屋久杉の廃材”を使った「オールスター」を別注させていただきました。
もともと、ネクサスセブンは屋久杉の廃材を扱う権利を持つ協会とコネクションがあり、そちらから貴重な素材を特別に入手。屋久杉の廃材や、加工時に出た挽き粉(のこぎりで切ったあとに出る粉)などから抽出した染料を使って、アッパーのキャンバス地やシューレースなどを染色しました。さらにアウトソールにも再生素材を採用しています。
天然染色ならではの温かみのある発色、淡い染めムラも含めて、現代の均一的な工業製品とは一線を画する“新たな定番”です。
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