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2021.11.03

ファッション

上質なカシミヤを部屋で外で。安西こずえさんが手掛けたボーダーレスなルームウェア

ルームウェアはコンフォータブルであるべき。これに異論のある読者はいないだろう。
だが、リラックス、快適という側面を突き詰めるだけでは、心地いい部屋着の枠を出ない。
全アイテム、カシミヤ100%にこだわって製作。そしてなんとこちらのサーマルはオーシャンズの別注カラー!! アラフォー男性に大人の品格を与えるネイビーを選んだ。ぜひ一度袖を通してみてほしい。ニット6万3800円/コズ マニュファクチャード バイ ラッピンノット(ウメダニット 0250-43-0600)、シャツ3万6300円/ロエフ(ロエフ 六本木店 03-5786-0877)、パンツ1万4300円/エスエヌエス(スニーカーズエンスタッフ トーキョー 03-6868-8801)、メガネ5万8300円/レスカ ルネティエ(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)、その他すべて私物
そこで、発想を変えた提案をひとつ。抜群の肌触りと上品な光沢がいつの時代も我々を魅了してやまないカシミヤをルームウェアにして、家と街をつないでみては?
そう進言するのが、今春にデビューしたコズ マニュファクチャード バイ ラッピンノット(以下、コズ)だ。
スタイリスト  安西こずえさん●数々の女性ファッション誌や広告に加え、著名人やタレントからの信頼も厚い敏腕スタイリスト。11月5日(金)からユナイテッドアローズ 原宿本店にてコズ マニュファクチャード バイ ラッピンノットのポップアップを開催予定。
ディレクターを務めるのは人気女性スタイリストの安西こずえさん。「ニットを選ぶときはカシミヤがマイルール」と言ってはばからないほど。
そんな根っからのカシミヤラバーが、「手に取った瞬間、もう運命を感じちゃいました(笑)」と恋に落ちたのが、2012年春夏シーズンに誕生したラッピンノットなのである。
ニット一枚で十分に外出着として成立するが、こんなふうにベストを重ねて遊ぶのもあり。ニット6万3800円/コズ マニュファクチャード バイ ラッピンノット(ウメダニット 0250-43-0600)、パンツ2万6400円/アー・ペー・セー www.apcjp.com/jpn/inquiry/index、ベスト5万3900円/マディソンブルー 03-6434-9133、バンダナ9900円/ロエフ(ロエフ 六本木店 03-5786-0877)
 ラッピンノットは、新潟県五泉市で半世紀以上にわたりニットウェアを手掛けるメーカー、ウメダニットが展開する由緒正しきファクトリーブランド。ニットへの深い見識と優れた技術に定評があり、当然カシミヤもお手のもの。
安西さんがそのクオリティの高さに惚れ込み、カシミヤニットのみを取り扱うレーベルとして“コズ”をローンチしたというストーリーだ。
「コンフォータブルかどうかは素材が命。トップスにはイタリアのカリアッジ社の最高峰カシミヤ糸を使い、妥協なく仕上げています。テックには縁遠い存在と思われるかもしれませんが、天然素材ならではの保温効果や放湿性の高さにも注目してください」。
そうして出来上がった服は、家と街だけでなくジェンダーの境界線をも越える服だった。
後編に続く
酒井貴生(aosora)=写真 安西こずえ(COZ inc.)=スタイリング 平元敬一=ヘアメイク 菊池 亮=文


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