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2021.11.08

ファッション

オーシャンズ流“夜の正装術”は「ミッドナイトブルー」がキーカラー

青が好きだ。「オーシャンズ」では毎号、ライトブルーから濃紺まであらゆるトーンのアイテムを掲載しているし、おそらく読者諸兄のワードローブにも数多くの青い服が並んでいることだろう。
清潔感があり、健康的で、空や海を感じさせる青。それゆえ日中の色というイメージが強いが、実は夜に合う青だってある。それが文字どおりのミッドナイトブルーという色だ。
オーシャンズ流・夜の正装術を新提案!鍵は大人の色気漂う“ミッドナイトブルー”だ
コレクションには白シャツもラインナップ。ミッドナイトブルーのコートやセットアップに欠くことのできないアイテムだ。ステッチレスの襟や比翼の前立てなど、エレガンスを追求したデザインとなっている。コート10万7800円、ジャケット7万2600円、シャツ 2万6400円、パンツ3万5200円/すべてランバン コレクション(ジョイックスコーポレーション 03-5213-2532)
この色をずばり秋冬カプセルコレクションのテーマとしたのは、ファッションディレクターの祐真朋樹さんをクリエイティブディレクターに迎えたランバン コレクション。ある意味黒よりも深く、黒以上に色気を感じさせるミッドナイトブルーの服が揃っている。
まずはランバン コレクションのアイコン的アイテムでもあるシングルのトレンチコート。最上級のメリノウールを用いた滑らかな素材は、このうえなく上品な光沢を放つ。
そして身頃を横断する切り替えやウエストに付いたアジャスターが、腰回りに美しいドレープを生み出す。そんなふうにどこまでもエレガントであり、襟を立ててボタンを留めればクールな雰囲気も醸し出すという変幻自在のトレンチなのである。
もうひとつの注目はセットアップ。仕事にも遊びにも、パーティなどの改まった場でも活躍が期待できる一着だ。
通常はコートなどに用いられるコットンギャバジン×ナイロン素材を採用。撥水性に富み、うっかりワインをこぼしてしまってもさっと拭い取ることができるという優れた素材である。まさに夜という場面にぴったりだと思う。
デザインは徹底的に「普通の形」にこだわった。しかしながら脇内側の生地にはブルーのヒョウ柄を使うなど、見えない部分に遊び心が隠されているのも、いい。トレンチもセットアップもオーソドックスのなかに技がある。ランバンの歴史と祐真さんのセンスが融合し、新たな価値観を提示するコレクションとなっているのだ。
ブルーはブルーでもミッドナイトブルー。青がいつまでも大好きな我々の夜のお洒落に、まさに打ってつけの服ではないだろうか。
 
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文


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