「Running Up-Date」とは……大手セレクトショップで活躍し、現在はフリーランスでインテリアまわりの仕事をこなすファナゲン代表の高島大輔さん、42歳。
30代半ばから走り始め、現在は「美味しいお酒とご飯を嗜むため」、週3~4日、服飾業界に勤める奥さまと一緒に汗を流している。
気負いのない自然体ランナーだが、最近のアップデートはなかなかの筋金入りだ。
都内の重要文化財や美術館をゴールにして走る
当時の職場の先輩に連れられ、以前登場いただいた
遠藤孝純さんと同じAFEのグループランに参加したことが、走り始めたきっかけだ。
「信頼する先輩からの話だったので足を運びましたが、内心は嫌で嫌でたまりませんでした。ところが実際に走ってみたら思いのほか楽しくって。
もともと、いろんなストレスを溜め込んでしまう性質なんですが、ランニングは規則的なリズムで前進しているだけでみなリセットされます。そこがいいですよね(笑)」。
建築やインテリアに興味があり、こと年月を経てきたモノの発する雰囲気には目がない。
「ヴィジュアルマーチャンダイザーとしての商品陳列の業務をきっかけに、今は独立してスタイリングや空間作りの仕事に注力するようになりました。11月末をめどに、家具や雑貨を中心にしたリユースショップもオープンさせる予定です。
だから走るときも、つい古い建物には目が行きます。休日は朝早いとツラいので、午前中に家を出て、都内の重要文化財を巡るランニングとか、美術館をゴールにしてランチするのが定番。
レース出場はまったく興味がありません。走るようになって食事は美味しいし、健康診断の数値も改善されたし、すでにいいことづくめなので」。
ちなみに、ちょっとランニングをサボると健診に引っかかるころもあるそう。ランニングの健康メリット、恐るべしだ。
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