この数年“SDGs”や“サステイナブル”といった言葉が一般的となった。服を着るうえで環境への配慮はもちろん重要だが、本音を言えば、やはりお洒落であることも大事だろう。
ともすれば相反するふたつのテーマを兼ね備えたウェアがある。スリムシルエットの美しいダウンで定評のあるタトラスからリリースされたビッグサイズの新作3モデルがそれだ。
ユースケ部長が新作アウターをタトラスの店舗でチェック!
控えめな光沢感と程良くトレンドを取り入れた絶妙なデザインバランス
「ドミツィアーノ」に代表される、細身の美シルエットのダウンジャケットが有名なタトラス。今シーズンはオーバーサイズのデザインが豊富にラインナップする。
まずこちらのダウンジャケット「グラミ」は、リサイクルナイロン生地のエコニールを使用している。従来のナイロンダウンには見られない、上品で控えめな光沢感が特徴だ。
またパーツ類のこだわりが感じられる。例えば、鏡面仕上げを施した高級感のあるメタルファスナーを採用。生地とのバランスも申し分ない。
そのぶん、全体のデザインはシンプルだ。身幅や肩幅を広めに取った、トレンド感のあるオーバーサイズ仕上げ。防寒性を高めるため着丈も少し長めに設計されている。
エコニールとは?
イタリアのアクアフィル社が開発した、廃棄された漁網等を原材料とするリサイクルナイロン糸。これを名門ファブリックメーカー、リモンタ社が織り上げることで、カジュアルになりがちなリップストップ生地をラグジュアリーに仕上げた。同テキスタイルは、世界の名だたるメゾンのウェア類にも使用されている。
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