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コツをつかめば5分で出艇準備完了!

パックラフト
[写真左上から時計回りに]慣れると空気を効率よく集められるようになる。
では、いざ膨らませてみるとしよう。
大半のモデルには大きなナイロン袋が付属している。形状はさまざまだが、使い方と仕組みはどれも同じで、袋を本体に接続して集めた空気を送り込むポンプの役割を果たしてくれる優れものだ。
慣れれば、5分もあれば空気入れは完了。電動のブロワーを使えば、さらに作業は楽になる。
パックラフト
全体に水をかけて冷やすイメージで。
パックラフト
最後のトドメは口で膨らませる。
膨らませたら、いざ出発!と行きたくなるが、出発前にもうひと行程。
パンパンに膨らませたつもりでも、船を水に浮かべると内部の空気が冷やされて少し萎んでくる。そこで、船全体に水をかけてわざと冷やし、萎ませてから空気を入れ直すという作業を行う。
これで準備完了。船をバックパックから出してここまで、慣れれば10分ほどあれば十分だ。
パックラフト
フィールドをディグるのも、パックラフトの楽しみのひとつ。
初めて乗る場合は、誰か経験者に同行してもらうかスクールに入ると安全かつ上達が早い。
いきなり流れがある川は危険なので、初めは湖や池で操船方法を身につけたい。また、風に弱い乗り物なので、風が強い日の池や湖での使用は避けよう。
また、万が一に備えて2人以上で行動することを基本にしたい。川下りに挑戦する場合は、さらにナイフやレスキュー用のフローティングロープなど、用意すべき道具が増えるので徐々にステップアップしながら揃えていくといいだろう。
パックラフト
池では乗り降りにさえ気をつければ、あとは初めてでものんびり楽しめる。
何はともあれ、まずはただボーッと浮かんでいるだけでも気持ちが良い。
夏から秋へと季節が移り変わっていく様を、水の上からのんびり眺める時間は格別だ。ぜひ、この極上の時間を体験してみていただきたい。
「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。 上に戻る
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池田 圭=文・写真


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