王道“サード”は最新アメトラスタイルで着こなす
現代のGジャンのデザイン的な基礎となったのは、1967年にお目見えした「557XX」、通称“サード”。
前立てに沿って入っていたアクションプリーツは取り除かれ、代わりにヨークの切り替え部分から裾まで伸びたV字のステッチが入れられた。その立体感を生み出すステッチワークが“サード”の代表的な意匠だ。
高めに設定された両胸のフラップポケットはバランスの良さと使いやすさを担保。生産効率も視野に入れたデザイン要素は、前立てのカッパーシャンクボタンなどのディテールも含め、以降、リーバイス®のGジャンに長く採用されていく。
これらディテールのすべては、このリーバイス® ビンテージクロージングの 「1961 557 TRUCKER JACKET」復刻版にも遺憾無く発揮されている。
Gジャンにスウェットシャツ、そしてチノパンにデッキシューズ。やはりというべきか、程よくシェイプを入れた新作“サード”の端正な佇まいは、アメトラ気質なスタイルに合う。
今っぽく着こなすなら、スウェットシャツをグレーではなく黒に、チノパンはジャストよりワンサイズ大きめで、丈をくるぶしに合わせる。するとご覧の通り、王道ではあるが古めかしさは感じさせない、最新アメトラスタイルの完成だ。
Gジャンの詳細はこちらリーバイス®のGジャンたちは、幾度のアップデートを繰り返しながら、各時代の気分にフィットしてきた。かつてのヴィンテージブームに想いを馳せるのも楽しいけど、同時並行で新たな付き合い方を楽しんでもいい頃合い。一歩踏み出すならこの秋だ。
[問い合わせ]リーバイ・ストラウス ジャパン0120-099-501www.levi.jp鈴木泰之=写真 菊池陽之介=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 菊地 亮=文