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2021.09.19

あそぶ

「テントが雨漏り」「椅子が直角」実体験に学ぶ“失敗しない”キャンプギア選び

「ビギナーキャンパーのトホホな失敗談」とは…… 
キャンプには予想外のトラブルがつきものだが、せめてキャンプを行う前のギアチョイスは慎重に行いたい。
ここで紹介するビギナーたちの失敗談は、明日の道具選びのヒントになるはずだ。

 

ギア選びの失敗①「クーラーボックスが小さすぎた!」


キャンプシーンで欠かせないクーラーボックスだが、スタイリストの松平さんはサイズ選びで失敗してしまったという。
「️こんなもんで大丈夫じゃないかと思ってコールマンの16QTのクーラーボックス(15L)を買ったのですが、実際使ってみたら小さすぎました。見た目はそこそこ大きいのですが、お肉のパックはかさばりがちだし、ドリンクも予想以上に幅をとる。
1人ならいいですが、複数人で行くには足りませんでしたね。それでアイスランドクーラーの45Lを追加購入。保冷力もバッチリです」。
ちなみにコールマンのクーラーボックスは車用のドリンク入れとして活用しているとか。
●心構え其の一
キャンプの食料は想像以上に嵩張ると心得よ。

体験者
スタイリスト 松平浩市さん(38歳)
キャンプ歴1年。ストリート要素をミックスしたスタイリングに定評のあるオーシャンズ世代スタイリスト。休日も都内が活動圏だったが、キャンプを始めてからは友人や家族と自然の中に身を置く機会が増えた。

 

ギア選びの失敗②「アメリカから個人輸入したテントが雨漏り」


日本では5万円程のテントが、アメリカの通販サイトで250ドルほどで販売されていて(日本への送料込み)、個人輸入したライターの菊地さん。
「2万円近く得したぞ! と有頂天で2、3回使っていたら、ある夜寝ているときに雨に降られ、まさかのフライシートから雨漏り。耐水圧1500mmのはずなのに……。
しかも、最後使ったときに湿気を乾かしきらなかったのか、日本の湿気にやられたのか、フライシートのコーティングが加水分解してボロボロになっていました。日本で買っていないので日本代理店に相談もできず、結局泣き寝入りでした」。
海外メーカーものは、少し値が張っても日本代理店経由のサポートが受けられるものを買うべし。そして、テントのメンテナンスも怠らないように。
●心構え其の二
海外メーカーのギアは正規代理店で買うべし。

体験者 
ライター 菊地 亮さん(42歳)
キャンプ歴2年。野球やサッカーといったスポーツ、スニーカーなどのファッションをメインに活躍する敏腕ライター。私生活では、年に数回、妻と娘2人を連れてキャンプを嗜む。

 

ギア選びの失敗③「バーベキューグリルで朝から火起こしは大変!」


お次はオーシャンズ編集部の田上による失敗談。キャンプといえばバーベキューだからと、バーベキューグリルを買ってみたものの……
「夕方から炭を熾して夜は楽しくBBQ。でも翌朝、ほかに火器がなかったのて、朝からまた炭火を作らなければならず……周りのサイトを見渡しても、そんな人はいませんでした……。
実用を考えたら、初めに買うのはバーベキューグリルや焚き火台ではなく、絶対バーナー!」。
前日の夜は「また火を熾せばいいや」と思っても、朝起きると大抵モチベーションが上がらないもの。しかもいざ火を点けたら点けたで、チェックアウトまでに灰の処理に時間がかかってしまう。
●心構え其の三
調理器はバーナーも買っておくべし。
 
体験者
オーシャンズ編集部員 田上 遼(27歳)
キャンプ歴約1年半。もともとは山登りが趣味だったが、アウトドア好きの友人のススメでキャンプの魅力にハマる。最近は、ソロキャンプへ向けて装備を調達中。


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