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アクシデント③「高級ランタンがオシャカに!?」


車が入れるオートキャンプ場では、車を道具置き場にしたり、タープの支柱代わりに使ったり、風除けとして使うためにサイトの近くに置くことになる。ライターの菊地 亮さんはこんな身の毛もよだつ惨劇を体験した。
「キャンプサイトを設営後、しばらくしてから足りないものがあることに気付いてホームセンターに行こうと車を動かしたのですが、車の後ろに道具を置いていたことに気がつかず……。
ペトロマックスの灯油ランタンをタイヤで踏みつけて再起不能にしてしまいました。ちゃんと道具の置き場を決めるのはもちろん、人身事故になりかねないので、十分に確認してから車を動かさなきゃいけませんね」。
●教訓其の三
キャンプサイトのレイアウトを把握すべし

体験者 
ライター 菊地 亮さん(42歳)
キャンプ歴2年。野球、サッカーといったスポーツやファッションをメインに活躍する敏腕ライター。私生活では、年に数回、妻と娘2人を連れてキャンプを嗜む。
 

アクシデント④「地面がゴツゴツして眠れない……」


スタイリストの松平さんは、大人数でキャンプをして以降、すっかりその魅力に取り憑かれたそうだ。しかし、2回目の奥さんとのキャンプは「全然楽しくなかった」という。
「もう最悪でした。涼しいと思って栃木まで行ったのに全然暑いし、虫は来るし、雨が降って泥だらけになるし。友人から『ラグを敷けば大丈夫』と言われて、テント用のマットを持って行かなかったのも大失敗でした。
ラグだけだと寝るときに地面がゴツゴツして痛い。結局朝早い時間に目が覚めてしまって、そのままスーパー銭湯へ直行、爆睡しました(笑)」。
寝床が整っていないと、せっかくのキャンプの思い出が台無しに。必ずマットを持参すべし。
●教訓其の四
寝るときはマットが必須!

体験者 
スタイリスト 松平浩市さん(38歳)
キャンプ歴1年。ストリート要素をミックスしたスタイリングに定評のあるオーシャンズ世代スタイリスト。休日も都内が活動圏だったが、キャンプを始めてからは友人や家族と自然の中に身を置く機会が増えた。
 

アクシデント⑤「道具に翻弄されてヘトヘト」

家と違うのは、キャンプは屋外であるということ。家の中では気にしない風や雨なんかも大きな敵になり得ることがある。オーシャンズ編集部の田上はこんな体験が……。
「空気を中に入れて寝っ転がれるエアソファをキャンプ場に持って行ったのですが、これが風がなくてなかなか膨らまない。それでもなんとか駆け回って空気を入れたのですが、座っていないときに風で飛ばされて、再びキャンプ場を駆け回る羽目に(涙)。
ヘリノックスのフォールディングチェアも風の影響を受けやすいですね。軽量な分、座面に受けた風ですぐ倒されるので、使うときは収納ケースに何か物を入れて、フレームから下げておかなければなりません」。
●教訓其の五
風に飛ばされないような道具選びを

体験者
オーシャンズ編集部員 田上 遼(27歳)
キャンプ歴約1年半。もともとは登山が趣味だったが、アウトドア好きの友人のススメでキャンプの魅力にハマる。最近は、ソロキャンプへ向けて装備を調達中。

キャンプをしている人なら共感できるであろう、“あるある”失敗談。これを読めば、きっと同じ轍を踏まないはず。
とはいえ、過剰に失敗を恐れる必要はなし。間違いはいつか勲章になるものだと思って、楽しく外遊びを満喫しよう。
 
鈴木純平=取材・文


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