初見でこれらを環境配慮に特化した服だと思う人は少ないだろう。それぐらいファッション性を備えた“サステナ服”が増えている。
自分だけが感動する服はもう古い。今は地球も感動する服を選ぶべきではないだろうか。
「ピリオド フィーチャーズ」のジャケット
ユーゲン デザイナー
小山雅人さん Age45
クラシックなドレスウェアからヴィンテージ、ミリタリーの古着まで守備範囲は広い。普段は黒やネイビーを中心としたシックなスタイルが多い。
最近惹かれるのは、ハンドクラフトや、その土地でしか表現できない色がついたエスニックなアイテムばかり。
なぜ稀少性に惹かれるのか? あるいは、人の温もりを感じたいのか?そんなことを思案しながらふらりと出かけた名店レショップで偶然出会ったジャケットがこちら。
裁断されたシルクの端材をリサイクルして、手動の織り機で仕立てた生地を使用。今自分が求める本物のクオリティを持っている。力のあるブランドだと思います。
「ディーゼル」のデニム
スタイリスト
星 光彦さん Age35
愛娘と心ゆくまで遊ぶべく、アウトドア系ショーツを軸にした公園スタイルを模索中。自宅では自重トレーニングとストレッチに没頭。
手の込んだユーズド&ペイント加工や、ついついヘビロテしてしまうフリー&イージーな仕様。あらゆる意味で“リアル”なデニムを作り続けるブランドが、次なる“リアル”としたのがサステイナブル。
メガブランドであるディーゼルが取り組んだからこその意味があると思いますし、素直に感動しました。
「パタゴニア」のパンツ
スタイリスト
井嶋一雄さん
音楽、スポーツ、モードetc……。精通するジャンルは数知れず。それをミックスする手腕に定評がある。最近は、「スーパーカブ110」にどハマり中。
このジョガーパンツは、はいた瞬間にまず軽さに驚きを覚えました。そして洗ってみて、乾くスピードの速さにもびっくり。
今までいろいろなイージーパンツをはきましたが、これは、ケアのしやすさも楽ちんなはき味も群を抜いています。裾にはコンパクトなリブ付きでレングスが多少合ってなくてもサマになるのも僕好み。
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