OCEANS

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「ルメール」

肉厚でも柔らかく、シボ感のきれいなレザーを使ったスリッポン。カンフーシューズのように広く空いた甲部分の作りにノーブルな色気が漂う。6万9000円/ルメール(スクワット/ルメール 03-6384-0237)
デラックス ディレクター
HUEさん Age49
カルチャーに精通し、プレタポルテも大好物な洒落者。“ストリートテイラー”を標榜するデラックスのブランド哲学を体現する。
知り合いがこのシューズを履いていたんですが、上品さと形の面白さに、見た瞬間にヤラレてしまいました。どこかオリエンタルなこのデザインは、年を重ねた今だから良さがわかるのかも。
名作とされる革靴はたくさんありますが、有名すぎるものは少し照れくさくて(笑)。でも、これはアイコニックだが人とも被らない。格好つけたいときは、絶対にコレにします。
 

「モトマチシューズ」

アッパーにイタリア製の牛革を用いたMチップダービー。本底はシングルレザーソール調のラバーソールを採用。底付けはマッケイ製法で返りも抜群。3万9600円/モトマチシューズ(クリエイション 078-322-0028)
にしのや ディレクター
西野大士さん Age38
インポートブランドのPRを経て、現在は国内外を問わず複数のブランドのPRやデザインを担う。無類のアメリカ好き。元小学校教師。
これまでほとんど見たことがないMチップモカシン。Mのモカ縫いが熟練の職人芸であるところに惹かれて今年の5月頃に購入しました。
実家の淡路島に帰省した際に、よく神戸に遊びに行くのですが、たまたま通りがかった店で偶然の出会い。普通の革靴では物足りない、でもスニーカーという気分じゃないときに履くことが多いですね。
 

「ジェイエムウエストン」

しなやかなロシアンカーフのアッパーに、堅牢な厚底ラバーソールを配した通称“ヨットダービー”。上品さとタフさが共存するモカシンの名品。13万7500円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)
スタイリスト
橋本 敦さん Age44
アメリカントラッド、モード、ストリートと得意ジャンルは幅広い。趣味のゴルフやサーフィンをはじめ、スポーツ愛好家の一面も持つ2児の父。
僕が愛用しているのは黒。「エイチ ビューティ&ユース」が店舗限定で販売した色なのですが、実は一度、ほかのセレクトショップで買い逃していたものなんです。
仕事で店に行ったときに見つけて、まさに感動の再会!即購入しました。最近はスウェットのセットアップに合わせたりしています。このブラウンも品があって素敵ですね。
 

「ジーエイチバス×バーニーズ ニューヨーク」

アッパーにグレインレザーを採用し、ぽってりとした丸みのあるデザインに上品さが加わったチロリアンシューズ。2万6400円/ジーエイチバス×バーニーズ ニューヨーク(バーニーズ ニューヨーク 0120-137-007)
バーニーズ ニューヨーク PR リーダー
新井慶太さん Age37
着心地やSDGsな視点から天然素材にこだわって服を選ぶ。自分だけでなく、他者にも気持ちいいファッションとは何かを日々考えている。
日本未展開だったEUモデルのチロリアンシューズをリクエストで別注しました。スニーカーのような感覚でカジュアルなスタイルにもコーディネイトしやすく、もちろんセットアップなどにもしっかり対応してくれます。
どんな着こなしでも程良く上品に見せてくれて、大活躍してくれます。今の気分で履ける一足です。
 

「ソロヴィエール」

名だたるメゾンで辣腕を振るってきた女性デザイナーが率いる、フランス発のシューメーカー。極上のグレインカーフが袋状になっていて、遊び心満点。3万5200円/ソロヴィエール(エディフィス 新宿 03-5366-5481)
エディフィス バイヤー
大瀧北斗さん Age37
センスのいい現代版フレンチシックを地で行くヒットメーカー。その守備範囲は世界中の老舗にメゾン、裏原に古着までと、かなり幅広い。
デニムに合わせるバレエシューズのようなコテコテのフレンチシックにならないフランス靴を探していて、出会ったのがこの「マシュー」。
ただ、もともとが革底のモデルで、もう少し気軽に履けたらな……と思っていたところ、ついにラバーソールのものが!これで雨の日だって、大理石の上だって滑ることはない。キメすぎにならないから、万能に履けるんです。
 
清水健吾=写真 梶 雄太、来田拓也、星 光彦、野上翔太=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、森上 洋、中田 潤、今野 壘、オオサワ系、大木武康=文


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