何の偶然か。試しに平均をとってみたら、オーシャンズが長らく提案してきた“37.5歳”とほぼイコール。
そんな編集部員5名のリアルな感動の声、お届けします。
憧れやリスペクト。その先に“感動”のアイテムがある
三橋 まずは自分からいきます!トップバッターを飾るのは19SOのスラックス
(1)です。
はき心地が究極に快適なのに加えて、シルエットは今どきで合わせる服も、使うシーンも選ばない。まさに万能選手。流行りの言葉を借りると「楽ちんがゴン攻めして鬼ヤバい」感じ。
笹岡 それ、流されすぎ(笑)。
藤井 コンフォートはやっぱり感動の理由になりますよね。僕はディーゼルの「ジョグジーンズブルゾン」(
2)と、アンダーソン アンダーソンのシャツ(
3)を挙げたい。
特に後者は、きちんと見えるシンプルなデザインで、なおかつストレッチ性が抜群で最高の着用感。ついつい2枚目をストックしましたよ。
江部 どれもベーシックな見た目なのに楽ってのがいいね。
三橋 19SOは、手掛けている鈴木真悟さんのスタイルが、自分にドンピシャなんですよ。年齢が同じで身長もほぼ変わらないので、理想のアイコンとして感情移入しやすい。それも感動へつながるポイントなのかも。
蒲池 あ〜わかる。そういう視点なら僕はブローダーのロンT(
4)。ディレクションを担当する永原太蔵さんのスタイルに昔から憧れていたし、どのアイテムも彼のこだわりを全身で感じられる。
そして何より自分の体型に合っている気がする(笑)。
先月発売のオーシャンズ9月号「街角パパラッチ」でも格好良かったな〜。
江部 確かに人への憧れも感動を呼び起こす要因だよね。2年前にデザイナーのジョナサン・アンダーソンが来日したときにさ、オンのスニーカー(
5)を履いていたんだよ。
オンはランニングギアとしては革新的で最高の履き心地だけれど、当時はファッションに合わせるものと思っていなかった。
で、ジョナサンのスタイルって、ベーシックなアメカジをどう捻って着こなすかが肝なわけじゃない。そんな彼がオンを履いているのを見た途端に……これファッションに合わせていいんだ! っていうスイッチが入って、もうすぐに買いに走ったよ。
三橋 笹岡はそういう憧れから生まれた感動ってないの?
蒲池 キミはカルチャーでファッションアイテムを選ぶよね。
笹岡 僕だってありますよ。興味の湧くジャンルはとことん突き詰めていく性分ですからね。アイヴァン 7285のクリップオンサングラス(
6)に出会ったときはぐっと来ましたよ。
ザ・ジャムのポール・ウェラーが『イン・ザ ・シティ』という名盤ジャケットで、スクエア型のサングラスを掛けているんです。それに憧れて探していたので、見つけたときに俺の探しものはこれだ! と、思わず購入しましたね。
藤井 まさかあのメガネに、そんなストーリーが……。
江部 やっぱり“憧れ=感動”だな。
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