ときにダッシュし、ときにしゃがみ、ときに汚され……でもお洒落を諦めないオトーチャンたちを街角パパラッチ。子供と思い切り遊べて、お洒落も諦めない一挙了得スタイルのヒントを導く。
①“黒”子に徹してパンツにこだわるべし
親子で外出の際、主役は子供。自分は黒子に徹するべし。だから、オールブラック。さらに、パンツ選びにこだわることで、動けて洒落たパパとなる。
例えばこちらのオトーチャン。頭から足まで使っている色は黒のみ。だけど、重たくも単調にも見せず、絶妙なバランスでまとめている。
その要になっているのは、フロントにシームが入った個性的なデザインのパンツで、ブランドはコアなファンの多いサウス2 ウエスト8だ。シャリ感のある生地は汚れも目立ちにくく、雨の日だってへっちゃら。
どこかストリートな雰囲気を漂わせつつも、“いかにも”なブランドを選ばないことで大人の節度を保つこちらのオトーチャンも“全身黒”。
そのパンツは、グラミチのものだ。ご存知の通り、クライミングパンツ由来のグラミチは、動きやすさとストレッチ性、片手で操作できるウェビングベルトが大きな特徴。
ヤンチャな我が子に向き合うオトーチャンを全力でサポートするパンツを、上手く取り入れている。
② 収納力のある服を選ぶべし
「休日、できれば手ブラでいたい」。そんな理想論を唱えるオトーチャンは、収納力のある服を選ぶべし。
白のロンTとスニーカーで清潔感のあるオトーチャンは、抱っこ紐とショーツの色を合わせることで、“抱っこしたとき”のカラーコーデまで完璧だ。
そこで目を引くのが、ナイキのロゴが利いたナイロンショーツ。カーゴパンツのようなマチ付きのポケットが容量たっぷりで、何かと荷物の多い子連れの外出で頼りになる。もちろんバックポケットも備えるため、収納力はバッチリだ。
ちなみにこのショーツ、耐水性が高く汚れにも強い。つまり、盤石のオトーチャン・スタイルなのである。
③ 子供とテイストを合わせるべし
親子のテイストが合っていると、仲が良さそうだし、いい感じに見える。当たり前なんだけど、意外と重要。
オーバーサイズのTシャツ&ハーフパンツがキマッているこちらの方は、バスケットボール好きが作ったブランド、ボーラホリックを愛用。
つまり、超ストリートな雰囲気だが、実はスポカジ(スポーツカジュアル)なのである。
そしてお子さんに目を送ると、Tシャツは“キング・オブ・スポカジ”ことチャンピオン。キャップのフロントには、オトーチャンと同じボーラホリックのロゴが光る。
テイスト&ブランドのダブルリンクで完成した親子コーデ。ピース!
お洒落も好きだし、子供も好き。いつかは子供もお洒落が好きになってほしい。そんな思いを感じる4組の親子から導いた「子連れでも“お洒落”を諦めない」3つのヒント。週末コーディネイトの参考に、ぜひ!
笹井タカマサ、小野良子、鳥居健次郎=写真 宮崎卓弥、中北健太=取材