一方で見逃せないのが、原点であるフットウェア。オーセンティックでありながらも、現代的なアップデートやオリジナリティに富み、何より履き心地が最高! と、同じく魅了される目利きは多い。
ビオトープ ディレクターの迫村岳さんもそのひとり。
「やはりこのブランドの商品は存在感が圧倒的。醸し出されるオーラが違います。今季はボリュームのあるソールとハンティングダックブーツをミックスさせた『デコイ ダック ジー パテン フォーク』と、デッキシューズを再解釈した『ウォレス デック フォーク』に感銘を受けました。
どちらも一生付き合っていける靴だと思います」。
服にも靴にも共通して言えるのは、使い込むことで10年、20年先に本領を発揮する“ヴィンテージを前提とした”モノ作りであること。
流行り廃りとは無縁の、真の価値を追求する姿勢が服好きたちを惹きつけてやまないのだろう。
ファイヤーワークス 代表
小松大輔さん Age40
中学時代にスケートボードと古着にハマって以来アメカジひと筋。それが米国ビールの輸入、バーバー、ヴィンテージショップを営む現在につながる。
ビオトープ ディレクター
迫村 岳さん Age42
シンプルな中に存在感のあるものを手に取ることが多い。最近は洗いざらしのものなど、やりすぎないカジュアルスタイルが好み。
清水健吾=写真 梶 雄太、来田拓也、星 光彦、野上翔太=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、森上 洋、中田 潤、今野 壘、オオサワ系、大木武康=文