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2021.09.10

ライフ

カジュアルに楽しむアートライフ。はじめの一歩は「FUN LIFE with ART」から

居住空間をFUNな場所にするため、インテリアにこだわる。同じ感覚で「アートを生活に取り入れたい」気持ちも、いい大人になれば湧いてくるもの。
しかし、アートデビューのハードルは決して低くはないのも事実である。

そこでオーシャンズは今回、若手アーティストの作品が気軽に購入できるプラットフォーム「MEET YOUR ART」とともに、大人のアートライフ入門に打ってつけのイベント、「FUN LIFE with ART」を開催。
アートデビューを果たすうえでまたとない本イベント、まずは見逃し厳禁の内容を紹介していこう。
「はじめてのアート」に最適な作風、プライス
昨年7月、目黒川沿いにオープンしたばかりの「リバーサイドクラブ」。食・アート・音楽が融合する「グッド カルチャー サロン」がコンセプトだ。
舞台は中目黒にある「リバーサイドクラブ」。期間中は店内に約20点のアート作品が並ぶ。いずれもMEET YOUR ARTとオーシャンズの合同プロジェクトチームが時間をかけてキュレーションしたものだ。
飛ぶ鳥を落とす勢いの新進気鋭のアーティストたちも参加しており、中には今回のイベントのために描き下ろした作品も用意している。
「リバーサイドクラブ」に約20点のアート作品を搬入した。 
アートはときに複雑だ。一見、魅力的でも、家に飾るとなると部屋に合わなかったり、そもそも価値と価格が見合っているかの判別が難しかったりするが、「FUN LIFE with ART」はまず、それらのハードルを取り除くところからスタートした。
プロジェクトチームの河口沙月さんは言う。
「作品を選定するにあたり、3つのポイントを大切にしました。まずは『キャッチーであること』。難解ではなく、ぱっと見て“カッコいい”“欲しい”と思えるものを意識しています。次は『価格帯』。10万円以下から購入できる、比較的手が届きやすいものを選んでいます」。
竹内義博「黄色の世界」(左)、「NEW GAME go」(右)各4万4000円。「竹内さんは1987年生まれで、まさにオーシャンズ世代。値段も手頃で、“ジャケ買い”したくなる作家のひとりです」。
アートデビューがあまりに高価ではさまざまな心配事も出てくるし、それだとそもそも“FUN”ではない。そこで今回の展示作品は、最高でも45万円というプライスに設定した。
かといって、比較的入手しやすい作品かといえばそうではない。むしろ、その逆である。
NAZE「BOUKEN」(38万5000円)。グラフィティカルチャーをベースにしたアーティスト、NAZE。「画面構成が秀でていますね。一見、怖いモチーフが描かれているように見えますが、よく見るとメッセージは優しく眼差しに愛があるのも分かります」(河口さん)。 
常に入手困難なアーティストの作品や、将来性を買われているアーティストの作品だけを厳選してセレクトしているので、この機会を逃せばそうそうお目にかかれない作品も多数用意している。
「今回、参加しているアーティストはみんな展示履歴、活動内容がしっかりしていて、将来性もある作家ばかりです。その『稀少性と価値』が選定ポイントの3つめですね。新人でもアート業界ではすでに名の知られる作家たちなので、買いやすいのに将来性もある。そういう意味でも信頼いただけるセレクションになっています」。
井口忠正「初期衝動」11万円(額付)。自身で撮影した写真にデジタルペイントを施した作品。「構図がカッコいいですね。井口さんは色づかいが見事でセンス抜群の作家です」(河口さん)。渋谷のクラブでマネージャーを勤めたあとに渡米し、アーティストに転身したという異色の経歴の持ち主。1984年生まれのオーシャンズ世代だ。
ウェブ展示はこちら 


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