山は山でも、ここではオーシャンズの本領である“山服”について考察!
昨今の山服のスタイリッシュさには目を見張るばかり。では実際の山好きたちの目にはどう映るのか、徹底討論しちゃいます。
【考察メンバー】
ガク:大石学。モデル。朝サーフならぬ朝登山をこなして撮影の仕事に向かうことも。蝶ヶ岳取材の発起人でもある。元高校球児だけに抜群の体力を誇る。
テツ:柏田テツヲ。フォトグラファー。今回の蝶ヶ岳取材を撮影。ファッション、ポートレート、アウトドアブランドの撮影まで幅広く活躍中。山旅も街旅も大好きなアクティブ派。
カセ:加瀬友重。オーシャンズ本誌コントリビューティング・エディター。今回の企画を担当。お気に入りの山域は奥多摩。低山の単独行を好む。蝶ヶ岳取材では登山口までの送迎を務めた。
カセ 蝶ヶ岳取材お疲れさまでした。
ガク ホント最高でした。下山したばかりですが今すぐ登り返したいくらい。
テツ これ以上ないくらいの晴天で。午前の順光に映る槍ヶ岳と穂高の山肌がバキバキでしたね。
カセ フォトグラファーらしいこと言うよね〜。
テツ 山に登ってギャラをいただけるなんて最高。経費はカセさんに送っておけばいいですか?じゃ、また声かけてください。
カセ 請求は月末までによろしくね。お疲れでーす……違う! 山での仕事じゃなくて街での仕事あるから! 今からやるから!
ガク 街で山に登るんですか?
カセ いやガクさんあなたの仕事何ですか。モデルじゃないですか。何千着、何万着という服に袖を通してきたガクさんとともに、いろんな山服を検証しようというわけです。
ガク なるほど。山の雑誌やウェブにはない、オーシャンズらしい視点で山服を見ていこうというわけですね。
カセ ようやく街モードに戻ってきたか。ではその気分のうちに早速パンツ&ショーツからチェックしよう。山のボトムス、ガクさんはどっち派?
ガク 両方いける口です。今回登った蝶ヶ岳は基本パンツで登りました。でも山トレでよく行く塔ノ岳(1491m)は、この時季ショーツで行くことがほとんど。
カセ 実は俺、ショーツに憧れはあるんだけどちょっと怖くてね。
ガク そうなんですか。やっぱりケガが怖い?
カセ それもあるけど、この時季は虫!俺めっちゃ刺されやすくって。
ガク 不思議と刺されやすい人、刺されにくい人って分かれますよね。虫除けクリームたっぷり塗って、ショーツにトライしましょうよ。
カセ だね。こんなクラシックなテイストのショーツ(1)、山ではいてみたいもん。この色マジで好み。とりあえず今はくわ。
ガク 似合いますね(笑)。
カセ 動きやすいし、速攻乾きそう。当たり前だけど涼しいしね。
ガク こっちのショーツもかなり動きやすいです(2)。軽いし、ファストハイクが好きな人には打ってつけかも。柔らかいはき心地がクセになりそう。
カセ 伸縮性、通気性は完璧だね。薄いけどちゃんと耐久性もありそう。この街の雰囲気満点なパンツ(3)はいかが?
ガク うお、見た目は完全に街着ですね。でもウエストの内側にドローコードが付いているのは僕好みです。意外にいいかも。
カセ プレスラインの付いた山パンツなんてそうそうないものね。
ガク ただ山ではくならサイズ感に注意したいですね。街ではく場合よりワンサイズアップしたほうが、より脚を動かしやすそうです。
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