永遠不滅の名品である「ブルックス ブラザーズ」のBDシャツ。
ファッションのプロたちも「避けては通れない」と語るこの逸品の“感動ポイント”を改めて調査してみた。
清水 泰さんの感動ポイント
タイズサン 代表
清水 泰さん Age45
10代から波乗りと音楽カルチャーに傾倒し、今は自身のブランド「トニータイズサン」でそんなスタイルを日々アウトプットしている。生粋の東京育ち。
地元の神楽坂にあったセレクトショップでポロカラーシャツを初めて買ったのが14歳の頃。優等生っぽくてどこかポップなところに惹かれたのが理由でした。
このガサガサとした極厚のコットン地と襟のロール具合にハマって、以来いろいろなBDシャツを着てみるものの、モノの作りも背景も含めてこれ以上の高揚感が味わえるBDシャツには出会えていません。
時代によって着る頻度は変わるけれど、今は何度目かのすごく着たいタイミング。またクローゼットから引っ張り出して楽しんでいます。今後も手放すことは絶対にありません。
菊池陽之介の感動ポイント
スタイリスト
菊池陽之介さん Age41
オーシャンズでのスタイリングをはじめ、カタログ、広告、テレビ、CMなど多種多様なメディアで活躍する腕利き。私服は黒好き。私生活は釣り好き。
ファッション業界に携わる者なら避けて通ることはできません。もちろん僕も、ブルックス ブラザーズのBDシャツを長く愛用してきました。
すごいなと思うのが、誰もが知る定番プロダクトに繊細な目線で手を加え、“新しい定番”を作っていこうとしているところ。常に前を向き、歩み続ける姿勢は本当に格好いいし、さすがアメリカントラッドを代表するブランドだなと思います。
この身幅の広い新フィットのシャツが、新しい歴史の第一歩となる。そう言っても過言ではないくらいの出来栄えで感動ものですよ。
清水健吾=写真 梶 雄太、来田拓也、星 光彦、野上翔太=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、森上 洋、中田 潤、今野 壘、オオサワ系、大木武康=文