初めて買ったバギーズ&ちょっと攻めたバギーズ
もともとマーシーさんがパタゴニアを愛用するようになったのは30代に入ってから。若い頃はブランド自体を知ってはいたものの、さほど手には取ってこなかった。しかし、仕事で着たりするうちに興味を持ち出したとか。
「最初に買ったのはたしか、薄手のウインドブレーカー。そのときは防風、防雨のライトアウターを探していて、『パタゴニアも見てみよう』ってなったんだよね。で、いざ着てみたらいい感じで」。
パタゴニアの“旨味”を知ったマーシーさんが、ショーツにたどり着くのにそう時間はかからなかった。そして購入したのが黒のバギーズである。
「カリフォルニアの友達が日本に遊びに来る際、現地で買ってきてもらいました。ただ、試着できなかったからちょっとデカいんだけどね(笑)」。
黒でデビューして以降、いろんな色にチャレンジしたマーシーさん。ピンクなんかもお気に入りだという。
「撮影ではいろいろなアイテムを着させてもらうけど、自分だったらなかなか選ばない色を着ることもたくさんあって、そのときに『おっ! この色も意外にかわいいな』って気付きも多いんだよね。このピンク色のもまさにそんな感じ」。
「軽いし動きやすいし、すこぶる快適。なにより、合わせるアイテムを選ばないからコーディネイトに悩まなくてもいい(笑)」。
その気持ち、大いに共感。機能的で汎用性があり、しかも何気なく洒落ている。そのうえこのコスパだ。うん、今年の夏もバギーズで決まりだね。
「愛しのパタゴニア バギーズ・ショーツ」とは……夏の大本命にして大定番、パタゴニアのバギーズ・ショーツ。誕生から約40年、その輝きは増すばかりだが、世のバギーズ・ラバーズはどう着こなしているのか。洒落た模範解答をどうぞ。
上に戻る 山本 大=写真 菊地 亮=取材・文