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いざ、スイッチオン!

空調服
小型コントローラーは胸ポケット内にクリップで固定。
スイッチのオンオフ、風力の調整は胸ポケット内のスイッチで行う。
服の上からでも操作できるほどボタンは大きいが、長押しでオンオフをコントロールするので誤作動はなさそうだ。風力は4段階で強弱を調整可能。点灯している青いランプの本数で、バッテリーの残量が視認できる。
ただ羽織っているだけではシェルを着ているのと同じなので、さすがに暑い。早くスイッチを入れよう。
スイッチオン!
空調服
右がスイッチオン状態。空気で膨らんでいるのがわかる。腰部分から取り入れた空気が袖や襟口へと流れていく。
おー。なるほど。
スイッチを入れると、ご覧のようにウェア全体が膨らむ。厚手のダウンでも着ているように見えるのだろう、周囲からの好奇の視線が痛い。
しかし、これは体とウェアの間に大量の空気が流れている証拠。腰から取り入れた空気は上に流れ、襟元と袖にどんどん流れてくるのがわかる。クーラーと違って、空気自体が冷たいわけではない。風を流してかいた汗を気化させることで、体の表面から熱を奪う仕組みだそうだ。
しばらく着ていると、汗が引いてくるのがわかる。この感覚を表現するなら、裾からウチワで空気をパタパタしているときのような感じ。「涼しい」というより、「快適」というほうが正しいだろう。


3/3

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