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2021.08.15

ファッション

スニーカー世代のフランス人が立ち上げた「ヴェジャ」のサステイナブル哲学

オーシャンズではこれまで数多くのサステイナブルなブランドとその服を紹介してきた。そんななかでこのヴェジャには、率直に言ってほかのブランドと少し異なる部分があると感じた。
それは徹底した問題意識と当事者意識だ。
常に自己を“疑う”姿勢。エゴイスティックとも取れる求道的なモノ作りの哲学。それが、ヴェジャに他と一線を画す何かを感じた理由だと思う。
 

徹底した問題意識と当事者意識により独自のブランディングを獲得

求道的なモノ作りの哲学。他社とは一線を隠すサステイナブルなブランド「ヴェジャ」の次なる課題
[左]さまざまな素材を切り替えたアッパーデザインが特徴の「V-10」。このモデルもヴィーガン素材がメインだ。2万2000円 [中]ベルクロテープを3カ所に配した「RECIFE」には、環境に配慮したクロムフリーレザーを使用。2万4200円 [右]革の代わりとなるヴィーガン素材のC.W.Lをアッパーに採用した「URCA C.W.L」。コットン素材にトウモロコシベースのコーティングが施されている。2万2000円/すべてヴェジャ(シードコーポレーション 03-6709-9662)
ヴェジャが今最も力を注いでいる「企業の透明性」についてどんな情報を開示しているか、いくつかの例を挙げてみたいと思う。
オーガニックコットン生産者との契約内容。生産時に使用する有害化学物質の検査結果。企業ガバナンス認証機関による評価。そのほかさまざまなデータおよび資料が、ヴェジャのホームページで公開されている。
はたしてこの特異なブランドはどのようにして誕生したのか。そしてどんなふうにスニーカーを作っているのか。創業者のひとりであるセバスチャン・コップの言葉とともに検証していきたい。


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