ボストン型「ラッチ」が新たな定番に名乗りをあげる
そしてもうひとつ、「ラッチ」もライフスタイルパフォーマンスの人気フレームだ。
2016年に登場した比較的新しいモデルで、
ラウンドレンズによるクラシックな雰囲気が持ち味。感度の高いアスリートやスケーターにインスパイアされて誕生した。
「サングラスはいくつか試してきましたが、やや三角形顔の自分にはボストンタイプのこのフレームが一番しっくりきました。フロッグスキンより落ち着いた印象のあるデザインで、日常とランニングをシームレースにつないでくれます」(遠藤さん)。
こちらもグローバルフィットとアジアンフィットが用意されており、ヒンジ部には独自のクリップシステムが備わっている。
「フロッグスキン」vs.「ラッチ」。あなたはどっち派?
フロッグスキン、ラッチともに、タウンユースにも馴染むデザインと超高品質なレンズ、さらに軽量で汗や形状変化に強いアクティブシーンでの取り回しやすさが人気の要因だ。
では、どっちを選ぶべき?
こればかりは「自分の顔に合うかどうか」がキーポイントとなるため、可能であればぜひとも試着して比べたいところ。
前述の永山さんによると……
「
ラッチはボストン型のため一般的にどんな顔の形にもよく似合い、柔らかく落ち着いた印象になります。
フロッグスキンはウェリントン型とボストン型の中間で、一部のメディアではボスリントンなどと呼ばれているフレームシェイプ。こちらも
一般的な日本人の方に似合う傾向があります」。
フレームから受ける印象に多少の差こそあれど、どちらも万人受け系のモデルという点は共通。強いて言えば、より安パイなのがフロッグスキンで、「オークリーにもそんなのあったの?」と、まだまだ人と被りにくいのがラッチ。
ランでも使えるオークリーを探すなら、少なくともこの2モデルのどちらかで迷っておけば間違いはなさそうだ。
「ランニング効果をアゲるギア」とは……総勢40名のランニングライフを追いかけてきた連載「
Running Up-date」。そこで取材をしたリアルランナーが履いていたシューズは? 着ていた服は? 時計は? 何かとアガるランニングギアまとめ。
上に戻る 礒村真介(100miler)=取材・文