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教育道具の役割とはどんなこと?

小学3年生になると学校の授業内容に抽象的な概念が一気に増えます。1、2年生のころに習う漢字は、「山」や「牛」など具体的なものが中心ですが、3年生になると「委員会」の「委」や、「文章」の「章」など、形のないものを表す漢字を習い始めます。
算数では、「二等辺三角形」や「円」などの基本的な幾何の考え方も学びます。ここで勉強についていけなくなる子どもたちは少なくなく、勉強に対して苦手意識を持つようになってしまいます。
例えば「数える」という行為と「数字」そのものを結びつける、など子どもたちが抽象的な事柄を理解するときに重要なのは「見える化」させることです。それを手助けするのが教育道具の役割であり、存在意義だと、私たちは考えています。

 

道具には実体験を通して納得させる力がある

大人が想像する以上に、子どもたちは初めて見るもの、初めて聞くものばかりの世界で生きています。だからこそ、道具を使用して実体験し、納得することが大切なのです。幼少期なら、苦手意識はありませんから、楽しい記憶が残りやすくなります。
子どもたちの典型的な行動のひとつとして、同じことを繰り返す、ということがあります。これは何度も何度も試して確認し、その結果に納得することを「心地良い」と感じているということ。
子どもたちは、2回、3回と繰り返し実験し、体験して学んでいるのです。ですから、この時期は、子どもたちの「繰り返すあそび」にとことん付き合ってあげてほしいと思います
すべての子どもたちが「できた!」という達成感を味わいたいと思っています。それを導くためのアプローチには、大きく分けると2つのタイプがあります。
簡単なところからスタートし、段階的に自信を持たせながらゴールを目指すスモールステップタイプと、最初から難易度を上げ、ダメだったらいったん戻って何度もトライするタイプ。
どちらの方が、その子どもに合っているのか、同じあそび道具でもアプローチを変えることで興味を持って取り組み始めることもあるので、ぜひ、ご自宅でお子さんをよく観察しながら試していただきたいと思っています。
 

子どもたちの試行錯誤はトライ・アンド・リトライ

子どもたちは、「失敗」ということを大人のように評価せず、当たり前のプロセスとして過ごしています。あそび道具を前にして「さっきやってみたけど上手くできなかった」と落ち込んでいる子どもはいません。
大人は試行錯誤という言葉を「トライ・アンド・エラー」と表現しますが、子どもたちにとっての試行錯誤は「トライ・アンド・リトライ」なのです。
子どもたちはひたすら前向き。学びたいという気持ちを本能的に持っていて、大人の何気ない言葉を聞いていたり、教えていないことを理解していることもあります。
 

すべての子どもは学習者「learner(ラーナー)」です

子どもたちは、生まれながらに“学びたい”という欲求を持っています。
私たちは、世界中の教育現場で子どもの学びを引き出すために、先生たちが厳選し、選ばれてきている優れた道具だけを、教育施設はもちろん、ご家庭用としても、これからも提供し続けていきたいと考えています。


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