当記事は「東洋経済ONLINE」の提供記事です。元記事はこちら。「枕が変わると眠れない」という悩みを抱えている人は少なくありませんが、じつはその原因は枕そのものとは無関係です。
本当の原因は、就寝する環境が変化することで体が興奮状態に陥ってしまい、自律神経のうち、交感神経が刺激されてしまうことにあります。
本来、睡眠時には副交感神経が優位にならなければ、心身がリラックスしてぐっすり眠ることはできません。
その解決法としては、ホテルや旅館に泊まることになる旅先であっても、起床や就寝、食事などの時刻を変えず、なるべく日常と同じ生活リズムを守ることで、自律神経のバランスを整える方法が有効です。
日中の運動量を増やしたり、就寝の1時間前に入浴で体を温めるのも効果的です。
自分に合った枕はどう選ぶ?
以前、自分の体に合った「マイ枕」を自作することが小さなブームになったことがあります。
その多くは、タオルをグルグル巻いてみたり、玄関マットを芯にして、その周囲にタオルを重ねて巻いたりした枕で、インターネット上にもそのつくり方を紹介している情報が散見されます。
私も試しにつくってみましたが、自分の首の高さにも合致しますし、適度な硬さにできるため、最初に受ける印象としては気持ちよく感じました。
しかし、実際にこの枕で眠ってみると、寝返りが打ちにくくなる違和感があり、体が横向きになったときに肩が圧迫され、肩や腰に痛みが生じるようです。
就寝時には気持ちよく感じても、実際は寝返りが打ちにくく、結果的には睡眠の質が低下してしまうため、私からはオススメしません。
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