梅雨だからこそ、気分のアガるモノ選びを
世代といえばもうひとつ、かのGショックブームも通過している一柳さん。そのGショックから、ランニングで使える機能を盛り込んだスポーツラインが展開されていることを知っていただろうか。
「もともと雪山で滑るときもGショックを使っていて、転倒して斜面に打ちつけてもまったく動作に支障のないタフさを身に染みて感じています。言い換えれば雑に扱っても大丈夫で、そのうえ驚くほど軽いので、ランニングでも使い勝手がいいんです」。
デザイン性の高さから、普段着に合わせやすい点もお気に入りだ。それは今季新調したキャップも同じ。
「あくまで普段着用のアイテムですが、アクティブな用途にも対応できるようにと吸水速乾の素材を用いた6パネルのキャップです。個人的にはこういうシャレの利いたアイテムを身に着けていた方が、気分がアガります」。
それこそが一柳さん流ランニングコーディネイトのポイント。周りからどう見られるかではなく、自分自身のテンションが高まるかどうか。それがファッションであり、普段から心がけていることなのだ。
最後に、今のような梅雨時期ならではのアドバイスを聞いておこう。
「気を抜くと黒のアイテムばかりになってしまいがちなので、そうならないように。梅雨時期は尚更で、暗いイメージにならないよう明るめの色をチョイスします。その方が気分もアガりますよね」。
玄関を出るまでは面倒でも、ひとたび息を弾ませれば爽快感の高さは保証済み。ジメジメが避けられない梅雨時期こそ、気分のアガるギアを身に着けよう。
RUNNER’S FILE 36 氏名:一柳 聡 年齢:40歳(1980年生まれ) 仕事:アパレルメーカー プレス 走る頻度:週5日(平日の朝)、約10km 記録:レースへの参加はとくになし |
連載「Running Up-Date」一覧へ「Running Up-Date」ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。
上に戻る 礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真