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2021.06.06

ニュース

血中酸素レベルまで測れる「スント」の新作は、スマート顔であらゆるシーンにフィット

外遊びが楽しくなる季節は、もうすぐそこだ。
今年もアクティブライフを謳歌する予定なら、この時計に注目しておいた方がいい。
「スント 9 ピーク オールブラック」SSケース、43mm径。7万1390円/スント 03-4579-1989
アウトドアウォッチの雄、スントの最新作「スント 9 ピーク」だ。どうやらコレ、ブランド自ら“最高傑作”と銘打つほどの仕上がりだという。その実力はいかほどか?
ボディはチタンとスチールの2種類をラインナップ。ベルトのカラバリもアウトドアシーンにマッチしやすい。[左から]チタンケース、43mm径。8万2390円、チタンケース、43mm径。8万2390円、SSケース、43mm径。7万1390円、SSケース、43mm径。7万1390円/すべてスント 03-4579-1989
スントの始まりは1936年。北欧フィンランドのオリエンテーリングの代表選手だった創業者が、自身のために高精度コンパスを作ったことから歴史がスタートした。
 
以来、多くの技術と知見を積み上げてきた彼らが手掛けるGPSウォッチは、どんなに過酷な状況下でも自分の位置を正確に示してくれる頼れる相棒として、世界中の登山家やアスリートたちに高い支持を得ている。

「スント 9 ピーク」は、スントのアドベンチャーギアの系譜を継ぐモデルで、ベースとなったのは既発のハイエンドGPSウォッチ「スント 9 バロ」。いちばんのウリである170時間ものGPSログが可能な長寿命バッテリーに、手首の心拍計、80以上のスポーツモード、100mの耐水性などなど……ここには挙げきれないくらい充実した機能を持つ1本だ。
そんなハイスペックな機能性はそのまま、最新作にはさらにアップデートが加えられている。
170時間という驚異的なバッテリー寿命は、登山やトレイルランニングなど、長時間にわたるアクティビティで重宝する。
 なかでも注目したいのが、血中酸素レベルの測定機能だ。
高地における順応レベルの目安として活用できる血中酸素レベル測定機能。
血中酸素レベル、すなわち血液にしっかり酸素が送られているかを測るパルスオキシメーターは、医療分野ではもちろん、登山や低酸素トレーニングなどでも、環境順応レベルの指標として活用されている。コロナ禍以降は、一般にも広く知られるようになった。
 
このモデルも、高地などでの使用を想定して血中酸素レベルの測定が可能で、コンディションを手元で常に把握しておけるから、アウトドアシーンではとても頼りになる(ただし、医療機器として作られたものではないので、測定数値はあくまで目安と捉えるべし)。

見た目の進化も目ざましい。
 
前作の「スント 9 ベロ」がアウトドアウォッチ然とした武骨なルックスなのに対し、機能は同等ながら最新作は実にスタイリッシュな印象。コンパクトな文字盤に、金属製のピンで留め具を固定するシリコン製ストラップがよく似合う。

「アウトドアウォッチのゴツさが苦手」「デカすぎて袖に収まらないのが嫌」という人にはちょうどいいサイズ感だ。薄くて軽量、かつシンプルなデザインという点で、大人のランナーたちからも好まれそう。
金属製のピンを差し込むだけのシンプルな留め具で着脱もスムーズ。
 
もりもりの機能をミニマルなボディに詰め込んだスントの最新作。フィールドを選ばず存分にアウトドアを楽しむうえで、これ以上頼りになる相棒はなかなか見当たらない。
 
[問い合わせ]
スントカスタマーサービス
03-4579-1989
www.suunto.com/ja-jp/
外山壮一=文


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