腕時計の定番でありながら、今、ひとつのトレンドとしても注目されているダイバーズウォッチ。
ゆえに検索すれば、玉石混交、有象無象がヒットする。中には“見た目だけをなぞった上辺のダイバーズ”も……。
やっぱり欲しいのは、中身から滲み出る価値をまとった“本物の存在感”がある一本。
そこでリコメンドしたいのが、ハミルトンの「カーキ ネイビー スキューバ オート」だ。
腕時計の詳細はこちら ■ダイバーズの本質的価値を物語る“海のカーキ”の存在感
今や数多くのブランドが趣向を凝らしたダイバーズウォッチを展開しているが、なかでもひときわユニークな歴史を誇るのがハミルトンである。
1892年にアメリカで創業し、鉄道時計、航空時計、船舶時計の分野で地位を確立。そして、2度の世界大戦においては米軍の官給品として軍用時計=カーキを支給したことは周知の通りだ。
もちろん、カーキといえば陸軍用に支給されたタイプを真っ先に思い浮かべるだろう。
となると、カーキは陸軍へ支給された時計で、ダイバーズではないのでは? という指摘がありそうだが、実は第二次世界大戦中、他ブランドに先駆けてダイバーズウォッチも製造・支給していた歴史があるのだ。
アメリカ海軍にも供給されたダイバーズ
カーキ ネイビー スキューバ オートは、第二次世界大戦時、アメリカ海軍の特殊潜水部隊のために開発されたミリタリーウォッチが原点。
1951年に公開された米海軍特殊潜水部隊を主人公にした映画『フロッグメン』でも、隊員たちがその時計を腕に巻く姿がある。
現在のダイバーズウォッチの原型が生まれたとされる1953年より前に、すでにハミルトンがダイバーズウォッチを海軍に支給していたというのは興味深い事実。
カーキ ネイビー スキューバ オートが、陸海空を制し銀幕まで活躍の場を広げたハミルトンのDNAを受け継いだ、本物のダイバーズであることがお分かりいただけるだろう。
世界最高のダイバーが証明するロマン
日常生活に300mもの防水性能は必要がないとしても、ものごとの本質に価値を感じる大人ならそのスペックに心惹かれるはずだ。
なぜなら、そこには前人未到の深海へ挑んだ男たちのロマンが秘められているから。
名作ダイバーズ時計の側には常に、海を生業とするダイバーの存在があるが、もちろんハミルトンにも相応しい愛用者がいる。
フリーダイビングなどで4度の世界記録を誇る、フリーダイバーのピエール・フローラである。
一瞬の判断ミスが命取りになるフリーダイビングでは、信頼のおけるダイバーズウォッチが必要不可欠。アンバサダーであるピエールが太鼓判を押すハミルトンのスペックこそ、我々がダイバーズウォッチに求めるロマンそのものだろう。
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