③大将 ジャンポールノット×ホワイトフラッグスのスニーカー
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トリを飾るのは、モデルとして世界を股にかけ活躍してきた祐介さんらしいジャンポールノットのモードな一足。
「ホワイトフラッグスというシューズ店とのコラボで、デザイナーズブランドが作ったスニーカーだけど、スポーツメーカーのスニーカーとはひと味違う佇まい。どうやら“スーツに似合うスニーカー”がコンセプトらしい。
だからね、やっぱりエレガントなんだよなぁ。真っ白で、余計なものもまったくない」。
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確かにハトメすらないシンプルな姿は、昨今のコレクションブランドのシューズにありがちなコテコテデザインやボリューミーさとは対極の存在。しかも、これを祐介さんは紐なしで履くのだ。
「シュータンの内側にゴムがあって固定されてる。だから、履くのも楽だし、エレガントなくせにストリートっぽい履き方ができるのもいい。木型はホワイトフラッグスが作ったものを採用しているらしいから、靴としての機能もしっかり裏付けされているってところもいいよね」。
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5年前に購入したという一足だが、今見てもまったくもって色褪せない。そこに、ブランドとしての矜持が感じられる。
「この潔い感じがいい。デザイナーの意思を感じる。ゴテゴテにデザインすればいいってわけじゃないだろ、っていうね。いい意味で主張はあるんだけど、出過ぎない。デザインはシームのみって感じだよね」。
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スーツとスニーカー。本来ならばミスマッチな両者を、あえて引き合わせた斬新なアプローチは、改めて、スニーカーの自由で楽しい一面に気付かせてくれる。
ストリートあり、アメカジあり、そしてモードあり。その幅広いラインナップは、どんなスタイリングでも見事に着こなす平山祐介、本人を象徴しているかのようだ。
「偏愛スニーカー三番勝負」とは……外に出られずとも眺めているだけでアガる、それがスニーカー。スニーカー愛に溺れた生粋のスニーカー好きたちが偏愛する一足を披露する、スニーカー三番勝負。
上に戻る 菊地 亮=取材・文