「より楽しむためには技術が必要。それはトレランも車も同じですね」
「マラソンはタイムを縮める、レースに勝つという歓びはありますが、トレイルランニングは加えて自然の中を走る楽しみもあります。四季に応じて山はさまざまな表情を見せてくれますから」。
だから、今まででいちばん印象の残るレースを尋ねると、世界一になったレースがあるにもかかわらず「どれかひとつとなると……選べないですね」と笑う。
また給水地点などが用意されるマラソンと違い、すべて自分ひとりで完結させなければならないためトレイルランニングではバックパックを背負う。そこに水や栄養補給、万が一のケガに備えてファーストエイドキットなどを詰めるのだ。
マラソンのようにギアを絞りすぎてもダメ、かといって登山のようなフル装備ではタイムを縮められない。トレイルランニングは、車に例えれば優秀なSUVなのかもしれない。
家族5人で乗れたり、休日のレジャーアイテムもしっかり積める積載性と、街中から高速道路まで軽快に走れる走行性能を両立するのがSUVなのだから。
しかも、キャプチャーに備わるモードセレクトを「スポーツモード」にすれば、高速でのさらなる疾走感を味わえ、ハンドル裏のパドルシフトを操ることで、ドライブそのものをより楽しむこともできる。
もちろん車窓の景色だけでなく、キャプチャーは高音質なサウンドシステムで耳からも気持ちを高めてくれる。
レース前の気持ちをアゲることもできれば、レース後に静かな音楽でクールダウンさせることも可能。
レース後はさらに、クラス水準を超えた先進の運転・駐車支援システムが上田さんを支える。
「長野県の佐久市でのレース後に愛知県の新城市まで移動しなければならなかったのですが、この運転支援機能のおかげでスゴくラクでした」。
走ることは目的か、手段か。スポーツか遊びか。そもそも、物事において明確な線引きって本当に必要か。そこに明確な正解はない。
しかし、上田さんが山々を走るトレイルランニングと、日々走らせるルノー キャプチャーには共通して、二者択一にはないボーダーレスゆえの楽しさが、確かにある。
ルノー キャプチャーの詳細はこちら「ルノー キャプチャー」の“走る楽しさ”の裏付け
2020年、ヨーロッパでの販売台数は全SUVモデルの中で1位を獲得。全長4230×全幅1795×全高1590mmと、街乗りや狭い山道に適したコンパクトなSUVだ。
1.3Lターボは1クラス上のモデルと同等の最高出力154ps/最大トルク270N・mを発揮。組み合わされるトランスミッションはデュアルクラッチ式2ペダルMTの7速DCTで、前輪駆動となる。WLTCモード燃費は17.0km/L。センターコンソール上に備えられた7インチディスプレイはタッチパネル式で、スマートフォンと連動もできる。
運転モードは「スポーツ」「エコ」のほかに、自分好みのエンジンや7速DECの特性などに変えられる「マイセンス」から任意に選べる。
衝突被害軽減ブレーキはもちろん、車線中央をキープしながら先行車に追従する「ハイウェイ&ロラフィックジャムアシスト」や、渋滞で止まっても自動で再スタートする「ストップ&ゴー付きアダプティブクルーズコントロール」、自車を俯瞰で見られる「360°カメラ」、ハイ/ロービーム自動切替機能などが備わる。
ルノー キャプチャーの詳細はこちら [問い合わせ]ルノー・コール0120-676-3659:00〜18:00(年中無休)鈴木泰之=写真 籠島康弘=文
※上田さん着用アイテムジャケット2万9700円、カットソー1万9800円/ともにエディフィス、スニーカー1万4300円/アディダス オリジナルス フォー エディフィス(すべてエディフィス 新宿 03-5366-5481)