Day 29 SUN.
憧れのタミヤRCカーGPを制するために、朝練に励む
コロナ禍での自粛期間中、密かに売れていたモノ。そのひとつがタミヤのRCカーだ。
意外にも中高年に売れていたというから興味深い。小学生の頃、テレビ番組のタミヤRCカーグランプリやマンガ雑誌の広告記事を見て憧れていた世代である。小学生にしてはかなり高額な玩具だったが、経済的余裕ができた今なら気にせず購入できるというわけだ。
マーシーもそのひとりで、ネットでポチってから、暇を見つけてはせっせと練習に励んでいる。選んだ車種は実車でも狙っている、ワーゲンバス。プロポは微妙なハンドル操作が可能なホイラータイプだ。
波のない休日の朝は、サーフTの上にはフィッシングブランドのナイロンジャケットを着て、スウェットパンツというワンマイルなスタイリングで公園へ向かう。すると、同世代のパパたちが既にシャーシャー走らせているではないか。目と目で通じ合い、カーセッションに興じるのだった。
着回しアイテム【12】北欧ブランドらしい洗練されたグラフィックありきたりなサーフTがイヤなら、スウェーデン発のサーフブランドの新作ロゴTを。ドロップ気味のショルダーやワイドな身幅も今の気分。1万9800円/ストックホルム サーフボード クラブ(エドストローム オフィス 03-6427-5901)
【16】家着っぽく見えない計算されたシルエット裏地が起毛したコットン×ポリエステルの肉厚スウェットは丈夫でハリがあり、型崩れにも強く、頼れる一本。やや股上浅めのすっきりしたシルエットも大人の味方に。1万9800円/ブルックリン マシンワークス(ハンドイントゥリーショウルーム 03-3796-0996)
お助けアイテム釣具ブランドが作る、撥水ナイロン製ブルゾン。レトロな配色や動きやすさが考慮されたビッグシルエットが服好きの心にササる。背には風を受けても膨らまないための大型ベンチレーションも。
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真(人物) 椙本裕子=写真(静物) 武内雅英=スタイリング yoboon(coccina)、古川 純=ヘアメイク 押条良太(押条事務所)=文 大関祐詞=編集・文 豊島、カーサベッラ=撮影協力