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10年以上遡って、異色の企画のことを思い出す

ユースケ 俺は「モード連載」と呼ばれる企画です。しばらく定例みたいに呼んでいただいていて、本当に印象深い撮影がたくさんありました。
エンポリオ・アルマーニのストーリー。
エンポリオ・アルマーニのストーリー。「オーシャンズ」2010年11月号
編集部 エルメス、アルマーニ、ヴィトン、グッチ……。パリやミラノでコレクションを発表している、ハイブランドの最新作を紹介する連載ですね。
この撮影は九州で観光、いや、敢行したロケ。
ユースケ そう。ああいうモードな服を、いかに日本的に、日常的に見せていくか。それをオーシャンズではたくさんできたと思います。
編集部 若かりし頃、パリやミラノのランウェイを歩いてきたユースケさんだからこそ感じることかもしれませんね。
ユースケ はい、こういう企画に携われることは自分にとって特別な意味があったんです。
編集部 ちなみに、ユースケさんがパリやミラノで活動していた期間はどのくらいなんですか?
ユースケ 海外では16シーズン、コレクションに出演させていただきました。
編集部 16シーズンということは、つまり8年! 平山祐介は世界のブランドからそれだけ求められ続けてきた、というわけですね。
2013年2月号でルイ・ヴィトンを着たユースケさん。そして2020年9月、ルイ・ヴィトンが東京で開催したファションショーでは、ランウェイを歩いた。
ユースケ ありがたいことに。でもね、今でも日本で開催されるショーやイベントでは出演のお声がけをいただくので、正確には過去形ではなく、「求められ続けている」と現在進行形ですけどね(笑)。


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