近年の注目素材のひとつにヴィーガンレザーがある。動物由来の原料を使用せず、革の繊維構造を人工的に再現した素材。セレブリティやベジタリアンご用達? その認識も間違いではないが、ヴィーガンレザーはこの時季の我々の足元にもひそかに活用されているのをご存じか。
足元とはつまり、スニーカーとサンダルだ。ぜひ一度手にとってほしいのだが、見た目も風合いもリアルレザーと遜色なし。一般的な皮革製造における鞣しの工程が不要のため、水や化学薬品の使用量も軽減されるという。
いつものスニーカーやサンダルを選ぶことが環境負荷の抑制につながる。ならば他に先んじて、一歩前に進んでみるのも悪くない。まぁ、そこまで難しく考えずとも春の足元の新しい選択肢として、いかがだろうか。
「ノヴェスタ」のスニーカー
モノトーンでシャープな印象のトレーニングシューズ。アッパーはともにリサイクル可能な合成皮革とナイロンメッシュ素材の組み合わせだ。
ノヴェスタはヴィーガンシューズのサプライヤーとして、動物愛護団体「PETA」から認証を受けているブランド。
「ビルケンシュトック」のサンダル
ビルケンの大定番「アリゾナ」にヴィーガンモデルが登場。肌に優しく、かつ耐久性の高い「ビルコフロー︎」という独自の素材を使用する。
ジンジャーブラウンと呼ばれる自然からインスパイアされた新色もいい。
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