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自分の人生とは異なる、別の生き方を近くで見守る、子育ては価値のある大仕事です

料理以外の家事でも、レミさんの教えは偉大。濡れてさえいなければ服は着られるからとか、少しくらいゴミやホコリがある方が人間は丈夫に育つとか。
私自身は、実家の母がしてくれていたように、きちんと整理されたお部屋で過ごすことが快適だと思ってきたのですが、掃除に洗濯に、しなければいけないことがたくさんある中で、そうもいかない日もあるわけです。
だから、お母さんだって「今日はもう無理!」っていう日があってもいいと思えた方が楽になる気がします。
3人の子育てに追われる毎日ですが、子どもたちとの暮らしの中で、心地よく過ごすコツをひとつあげるなら、お母さんだからって遠慮しないことだと思います。
とかく、世の中のお母さんたちは子どもたちのペースに合わせがちで、自分のしたいことは後回しです。でも、それは後々になってお母さん自身が消耗してしまい、よい結果にはならないことが多いもの。
子どもとはいえ、ある程度きちんと線引きをして、お母さん自身の気持ちを優先することも必要なんじゃないかなと思います。
私も長女が生まれたときは、初めて自分よりも大切な存在ができ、どんなことよりも長女のことを最優先にしていた時期がありました。長男が生まれ、次女が生まれると、それまでの経験の積み重ねから、自分の時間をしっかりとれるようになり今があります。
子育てを通して多くの学びもあります。我が家の子どもたちを見ていると、私と主人の遺伝子を持ちながらも、全く違うひとりの人がそこにいると感じます。
「この人」がつくられていく過程を一緒に過ごしていくのが親である私たち。だから、どこまで関わっていいのか、どこからどこまでが本人だけの問題なのか、突き放した方がいいのか、または見守るのがいいのか、そのさじ加減はとっても難しいですね。
私という人生は一回しかないのですが、子どもを授かったことで、また別の生き方や人生をすぐ近くで見せてもらうことができるのだと思うと、子育てというのはとっても大変なことではありますが、価値のある大仕事なのだなとつくづく感じます。

 
この記事は、あそびのもりVol.52 Spring/Summer 2019の記事です。
記事提供:ボーネルンド公式ウェブサイト


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