スマホで読み取るだけであらゆる情報にアクセスできる“QRコード”。
その便利さから、いまやいたるところで見かけるが、先般、一風変わったモノにQRコードが付いているのを発見した。これこれ!
……もう少し離れてみると、こんな感じ。
QRコードが付いているのは、スニーカーのシュータン。しかもアディダスで人気を誇るランニングシューズ「ウルトラブースト」である。
実は、アディダスがQRコード付きのランニングシューズを発表するのは2度目。前回はスマホでQRコードを読み取ると音楽のプレイリストにアクセスできるという、ユニークな仕掛けが用意されていた。
対して今回のアクセス先は……“サステイナビリティ”である。
どういうこと? って、大半の人が思うだろう。
簡単に説明すると、QRコードをスキャンすることでアディダスの専用サービスにつながり、履き古した一足を返却できるようになっているのだ。
これによって、廃棄予定のスニーカーをゴミにするのではなく、新しい製品へと再利用することが可能になる。限りある地球の資源を循環させ、持続可能な未来を目指すための取り組みだ。
当然ながら、アッパーからソールに至るまですべてリサイクル可能な素材を採用。はじめからスニーカーを回収し、作り直すことを前提としているのである。
日本での発売日や販売方法は、まだ明かされていないが、現在「アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK」で特別に展示中だ。
アディダスといえば、昨年、定番であるスタンスミスを
100%リサイクル可能な仕様にリニューアルして注目を集めたばかり。サステイナブル化を加速する彼らにとって、循環型のウルトラブーストは、地球の未来に貢献するための新たな一手……いや、一足となりそうだ。
[問い合わせ]アディダスお客様窓口0570-033-033POW-DER=文