オリンピックの醍醐味は、アツい戦いを繰り広げる代表選手たちの勇姿を見られること。しかし服好きとしては、それ以外にも気になることがある。
それは、各国の選手たちの“ユニフォーム”だ。
こちらはTOKYO 2020の閉会式で、アメリカ代表が着用する予定のユニフォーム。右の胸元ではアメリカ国旗と五輪マークが存在感を放つ。
で、左胸をよーく見ると……見慣れたポロプレイヤーロゴが!
そう、デザインしたのはアメリカン・トラディショナルの代表格「ポロ ラルフ ローレン」である。
彼らがアメリカ代表の公式ユニフォームを手がけるのは、これで7度目。2008年以来、オリンピック・パラリンピックをユニフォーム制作という面から応援してきたのだ。
今大会では、ジャケットやポロシャツ、ホワイトデニムなど、爽やかでスポーティな雰囲気のユニフォームを制作。いずれのアイテムも赤、白、青の配色で、星条旗を彷彿させる仕上がりだ。
“USA”の文字が大胆なグラフィックや、ストライプ、カラーブロックが、白を基調としたユニフォームによく映えて、特別な雰囲気を醸し出す。
SDGsの視点から、近年サステイナブル素材や製造技術を取り入れてきたポロ ラルフ ローレン。今回のユニフォームは、“地球を守る”というメッセージを込めた彼ら史上最もサステイナブル仕様となっている。
例えばジャケットとベルトには、ペットボトルから再生されたリサイクルポリエステルの「リプリーブ」を採用。デニムパンツには再生可能な資源から作られたビーガンレザーのバックパッチが付いている。
また、ポロシャツやシューズ、マスクには品質検査済みのアメリカ製コットンが使われるなど、“メイド・イン・アメリカ”へのこだわりも見てとれる。自国からサステイナブルな取り組みを発信していくという強い意志を感じられる。
これらは6月より、アメリカのポロ ラルフ ローレンで販売される予定。残念ながら日本での発売はないが、閉会式ではお目にかかれるはず。ってことで、来たるべき日を楽しみに待とう。
[問い合わせ]ラルフ ローレン0120-3274-20POW-DER=文