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売れっ子芸人になった今、何で贅沢をしているか?

編集部 15年の月日が経ち、ブレイクも経験したおふたりの生活は何か変わりましたか?
長田 芸人として売れるようになって環境も大きく変わったので、普通は変わらないことはないと思うんです。でも、全然変わってない。むしろ、変わらなすぎて怖いくらい。
編集部 本当ですか?
長田 強いて言えば体力がなくなったことくらい。老いによって、レスポンスが衰えてきています。でも、ライフスタイルは少しも変わっていません。
編集部 デビュー当時より使えるお金は増えたのでは?
「残念がならまだもう少し冬の時代が続く、そんな2014年の写真ですね」(松尾)。「あともうちょい我慢したらお前ら売れるから、そう言ってやりたいですね」(長田)。
長田 そりゃあの頃よりは増えました。でも、自分たち程度ではまったくお金持ちにはなれませんね。豪邸に住んでスーパーカーに乗って、なんてとこまでは稼げない。全然、稼げない。お金なんてまったく貯まりませんよ。
編集部 それでもこれにはお金を使っている、ってものはないんですか?
長田 もちろん自分が好きなものくらいは自由に食べれるようになりました。とはいえ、麻布や六本木のいわゆる高級店には行きませんからね。僕が唯一お金を使っているのは工具くらいでしょうか。
編集部 チョコプラのネタといえば、長田さんが自作した小道具が重要な役割を持ちます。自作の小道具を作るための工具、それはつまり芸のための投資ということでしょうか?
長田 工具の購入は半分趣味ですね。
編集部 最近はどんなものを買ったんですか?
長田 小さな電動ドライバーを買いました。
編集部 なるほど、それは収集癖に近いものなんでしょうか?
長田 いやいや、ちゃんと使ってますよ!
松尾 初めて会った頃から長田さんは工具が好きで、彼にとって工具は弁当を買ってくるような感覚。なので「また買ったの?」なんて疑問にも思いません。
編集部 そうですか(笑)。松尾さんは何にお金を使っているんですか?
オーシャンズの企画「スニーカー三番勝負」に出ていただいたときの松尾さん。DefJamのTシャツが、服好き、音楽好きを物語る。
松尾 洋服は好きなんですが、高価なブランドものは興味なくて。以前だったら5000~6000円のTシャツを購入するときにどの色にするか悩んだものを、今では色違いで買ったり、その程度ですかね。


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