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2021.04.27

あそぶ

BS-TBSの人気番組「ヒロシのぼっちキャンプ」。本人にソロキャンプの魅力を聞いた

ソロキャンプブームの牽引役といえば、芸人ヒロシさんをおいてほかにいない。
2014年、YouTube「ヒロシちゃんねる」で公開した自身のソロキャンプ動画をきっかけに本人の人気が再燃。現在、チャンネル登録者数は100万人を突破し、昨年10月からはBS-TBSで「ヒロシのぼっちキャンプ」も再スタートを切った。
まさしく、日本一有名なソロキャンパーだ。

「昔はひとりって罪みたいな、ちょっと罪悪感を覚えるような時代があったんですよ。大勢でワイワイやるのが良しとされてきたけど、僕はずっと苦手だった。何回か友達とグループキャンプもやったんですけど、全然楽しくなくて。ひとりのほうが気楽ですね」。

切った竹をナイフで器用に削りながら、その日に使うカトラリーや器を作っていくヒロシさん。誰にも迷惑をかけず、やりたいことを好きなタイミングでできるのが、ソロキャンプの魅力だという。
「キャンプって何に重きを置くかで過ごし方が変わってきます。今日は竹林のキャンプ場なので竹細工が中心。逆に、ご飯はどうでもいいのでコンビニで買ったパンを昼に食べました。でも、みんなでいると、『キャンプでコンビニパン!?』とか嫌がられる。
竹細工も、慣れている人と一緒だと教えてもらえるかもしれませんが、僕は自己流。でも、別にひとりだからどうでもいいんです。自由っていうのはそういうことです」。
「ヒロシのぼっちキャンプ」の詳細はこちら

ヒロシさんがソロキャンプにハマったもうひとつの理由が、ストレス発散。都心で過ごすひとりぼっちの休日とは比べものにならないそうだ。
「家にいたら、ドラマや映画を観たり、ラジオを聴いたり。正直、そこまでやりたくないことを、なんとなくやって過ごしているうちに夕方になってしまう。キャンプだとやらないといけないことが多いから、夕方までが忙しい。
テントを張らないと寝られないし、火を熾さないと寒いし料理ができない。体力的には家にいるよりキツいんですけど、自然の中に身を置くことで心がリセットされるんです」。

ヒロシさんといえば、ギア選びにも定評がある。愛用する焚き火台は一時品切れが続くほどの人気を博し、昨年は自身のギアブランド「NO.164」も立ち上げた。
「見た目が良くて、安くて機能的なギアが好きですね。あとは人と被らないやつ。今使っているテントも通販サイトで見つけたもので、9000円くらいでした。
韓国で買ったマッコリカップをシェラカップの代わりに使ってみたり、カトラリーをケースに入れずバンダナで巻いてみたり、自分流を出したいんです。そのために、100円均一とかホームセンターとかに行って、できるだけ人と被らないモノを探しています。
最近のお気に入りは作業服専門店で見つけた“ドカジャン”。キャンプ場で着ている人はひとりもいませんし、寒いキャンプの夜は大活躍してくれますよ」。
Information
BS-TBSにて「ヒロシのぼっちキャンプ」放送中
2018年に15分番組として放送された 「Season1」 から2年の空白期間を経て、’20年10月にファン待望の 「Season2」、そして4月からは「Season3」 がスタート。番組内で象徴的に流れるテーマ曲は、映画 『イントゥ・ザ・ワイルド』 のエンディングテーマ 「Guaranteed」だ。毎週火曜日、23時からBS-TBSで放送中。
「ヒロシのぼっちキャンプ」の詳細はこちら
 
遠藤優貴(MOUSTACHE)=写真 まついただゆき=文

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