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古着好きにはお馴染みのヴィンテージなフード

2万2000円/イーストファーイースト info@eastfareast.tokyo
「イーストファーイースト」
「後付けフード」を知っているだろうか。一部で根強い愛好者のいるパーカの仕様で、ネックのあるスウェットシャツにあとからフードだけを縫い付ける製法だ。
正直手間とコストのかかる手法のため、1950年代にはよくあるフード一体型パーカにとって代わられたのだそう。一方でフードの付け根がすぼまらず、ワイドに広がるため、リラックスした雰囲気はこちらに軍配が上がる。それはむしろ、昨今のゆるさが求められるスウェット事情においては打ってつけでは?
イーストファーイーストのパーカもご多分に漏れず、ユニセックスのバルーンシルエット×ドロップショルダー×後付けフードというリラックスこのうえないディテールを凝縮。フード自体も継ぎ目のない「一枚取り」のビッグな被りで、雰囲気がとてもいいのだ。
 

“S字曲線”に見る先人の英知を理解する

2万4200円/アナトミカ(アナトミカ 東京 03-5823-6186)
「アナトミカ」
着心地を左右する重要事項に袖付けがある。通常は袖付け線が直線であるのに対して、写真のスウェットは“S字”にカーブしている。
これは1940〜’50年代のものに見られた「フリーダムスリーブ」と呼ばれる袖付けの技術で、腕の可動域を確保するものだという。スウェットの誕生が’20年代なので、その黎明期に生まれた先人の英知のような技術だ。
アナトミカはそんな歴史的意匠に敬意を払いつつ、両脇をリブに切り替えて着脱しやすく進化させた。
 

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山本雄生=写真(人物) 竹内一将(STUH)=写真(静物) 松平浩市、中北健太=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 安部 毅、礒村真介(100miler)=文


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