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アメカジの超・名店による“重い”こだわり

1万3200円/ハイ! スタンダード 03-3464-2109
「ハイ! スタンダード」
1982年に創業して以来、アメカジの魅力を伝えてきた草分け的存在。そんなショップが作った、アメリカのデイリーウェアのひとつがこちら。往時の雰囲気を伝えるべく、14オンスという肉厚生地を採用。イヤな接触感をなくすため、首元のネームはタグではなくプリントに。
 

言わずと知れたリバースウィーブ、そろそろちゃんと知っておきたい

7590円/チャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン 0120-456-042)
「チャンピオン」
チャンピオンの代名詞「リバースウィーブ」。耳にしたことはあっても、はたしてどんな仕様なのかきちんと理解できているだろうか。キーワードは“縮み”。
スウェットの裏毛は編み地のため、体の動きに沿って伸縮する半面、洗うと縮むというデメリットがあった。縮むのは一定方向で、生地の取り都合の良さから縦に縞がくるよう作られていた時代には、縦に縮むため、やがてヘソが見えてしまうような事態に。
そこで考案されたのが、生地の取り方を見直して縦横を逆転させた“リバースウィーブ”。このままだと今度は横に縮んでしまうため、両脇下の身頃部分をリブと同じ生地にすることでそれを防ぎ、運動性を確保していた。
このコロンブスの卵的な特許のおかげで今日のチャンピオンがある、と言っても過言ではないだろう。
 

真のスウェット好きは裾リブのあつらえに目をつける

3万1900円/エイトン(エイトン青山 03-6427-6335)
「エイトン」
三角形状に切り込まれたリブは1920年代に散見された仕様で、その伸縮性がまだ乏しかった時代にフィット感を補うための工夫だったとか。そこに目をつけたのが、ベーシックウェアの達人、エイトン。
抜群に伸縮性のいい吊り裏毛生地を使いながら、あえてこのディテールを採用したのは、力点を一点に集中させないため。長年着用するとリブと袖との継ぎ目が割けてくる悩みを解決したかったからだ。
 
山本雄生=写真(人物) 竹内一将(STUH)=写真(静物) 松平浩市、中北健太=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 安部 毅、礒村真介(100miler)=文


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