一変した社会の中で、研ぎ澄まされた僕らの感性が求めているのは、心地良く快適で、親しみが持てて、生活にしっかりと寄り添う服だ。そんな時代の要請に応えるように、巷ではスウェットブームが到来中。
ここではそんなスウェットの最新事情を紹介していこう!
難度高めの認識だった半袖、ついに攻略
「キャプテン サンシャイン」アメカジブームを振り返っても、ロンTやサーマルをレイヤードする以外の着こなしがピンとこないため、どうも苦手だった半袖スウェット。しかしオーバーサイズになるだけでご覧のとおり。1枚で簡単にキマるのだ。
表糸は強撚し、ガス焼きすることで独特のシャリ感を持たせたスーピマコットンを、裏糸にはスビンコットンを混紡素材によるダブルフェイスの天竺編み。春夏シーズンに適した軽やかなウェイトとボリューム感で爽やかに。
米綿のゴワッとした風合いが“米シック”を生む
「ロサンゼルスアパレル」
「スウェットはアメリカ製に限る」というウルサ方が好むのは、ゴワッとしたあの独特の質感だろう。そこには「米国産コットンは綿花に含まれる油分量が少なく、ドライタッチの糸になる」素材上の理由がある。
昨今人気のロサンゼルスアパレルは、まさにその「オレたちの好きなアメリカ製」の質感そのもの。米綿を重用するだけでなく、サプライヤーの労働環境や環境低負荷な染色を重視するなど、これぞ21世紀のメイド・イン・USA!
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