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風の時代を生きる子供の育て方


──風の時代を生きる子供たちを育てる上で、大事なことを教えてください。
子供がやりたいようにやらせることです。親がやるべきことは、木の上に立って見守る、傍観すること。手取り足取りやってあげることではありません。
占星術でも遺伝子の研究でも証明されていますが、才能は遺伝しません。
その子の持つ才能に気付きたいなら、本当に好きだと思うことをさせてください。ちなみに8歳までの生き方にヒントがあります。8歳までに自分が好きでやっていたことが十中八九、自分の魂の雛形です。
──yujiさん自身も、今の生き方と8歳の頃が重なってるんですか?
ラジカセの録音機能を使ってマイクでおしゃべりしたり、音楽と合わせたりして、DJ的なことをしていました。それが今、全部自分の仕事になっていますね。

──教育についてはどうですか?
これからは、僕たちが受けてきた“覚える教育”には意味がなくなります。グーグルやウィキペディアで調べれば、情報はすぐに出てきますから。
本能寺の変は1582年と覚えるよりも、それによって歴史がどう動いたのか、そしてそれを起点としてどのように考え、発想を膨らませるのか。自分の中にあるほかの知識と組み合わせて何か新しいものを生み出す、つまり、知識を運用するスキルが必要になります。生きた知識として使えないと意味がありません。
あとは、自分の言葉をちゃんと持てる教育をするべきですね。
──自分の言葉を持つ、とはどういう意味ですか?
子供って小さい頃は、質問ばかりしませんか?「なんで? どうして?」って。でもいつしか、大人が求める答えや先生が書いてほしい回答を書くようになって、自分の言葉を失くしていく。
“なんでなんで精神”を奪うことは、その子の個性や才能の芽を摘むことでもあります。
──何に気を付ければいいのでしょうか。
みんな同じという画一的な教育が中心だった土の時代とは違い、風の時代は自分の色や個性が求められる時代です。土の時代の価値観で育てることは、子供たちにとって弊害にすらなり得ます。
彼らは僕らよりずっと長く風の時代を生きるわけですから、個々の才能や能力を尊重していただきたいです。
そのためには好きなことをやらせる、“なんでなんで精神”を大切にしてあげる、自分でクエスチョンマークを投じられるスキルを身に付けられるよう、見守ってあげてください。

さて、第3弾も盛りだくさんの内容で、そろそろお腹がいっぱいかもしれないが(笑)、次はラストの第4弾。風の時代に合ったお金の使い方や健康志向、情報の選び方についてお届けする。
【風の時代ってそもそも何? 星読みヒーラー・yujiが教える「男のサバイブ術」】はこちら
【「風の時代に相応しい仕事術とは?」星読みヒーラー・yujiによる、今すべき心構え】はこちら
ぎぎまき=取材・文


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