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2021.03.30

ライフ

風の時代。恋愛・結婚・子育てはどう変わる? 大切なのは「自分ファースト」

「ラストサラリーマン」という衝撃的なワードが飛び出した前回のインタビュー。中間管理職世代には耳の痛い話もあったが、大雑把に言うと、自分の好きを追求していいのが風の時代だ。
さて、今回は恋愛観や結婚観、子育て論についてうかがう。「恋愛も結婚も自分ファーストで」という星読みヒーラー・yujiさんの言葉を紐解いていこう。

話を聞いたのはこの人!

yuji●星読み係、ヒーラー。18歳で単身イタリアに渡り、現地の大学院を卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移す。現在は、雑誌の連載、Podcastなど幅広い分野で活躍中。著書に『「風の時代」に自分を最適化する方法』(講談社)や『星2.0』(光文社)など多数。

風の時代は恋愛も結婚も“脱・雛形”

──風の時代の結婚や恋愛について教えてください。
最近は、結婚しても結婚式や披露宴をしないカップルが以前より増えているそうです。葬儀も火葬のみで、これまでのお葬式の形にこだわらない人も増えているとか。話は少し変わりますが、今年も学校の卒業式や入学式は簡易なものになるようです。
背景には経済的な理由や新型コロナウイルスの影響がありますが、何が言いたいかというと、定例的なものや風習として受け継がれてきた当たり前は、時代とともにいくらでも変わるということです。
結婚も恋愛も、過去の慣習に縛られることなく、今後はフレキシブルになっていくと思います。
──フレキシブルというと具体的にはどんな?
例えば、サザエさんのような昭和を代表する大家族も、今ではもうステレオタイプではありません。都心部では核家族が当たり前です。
結婚も、各々にとって心地の良い距離感を優先する「週末婚」「別居婚」はすでにありますし、その時その時を生きるのが風の時代ですから、平安時代みたいに一夜限りのプラトニックな関係も、今後は普通のこととして受け入れられるかもしれません

──どんな結婚の形でもOKになる、ということですか?
風の時代は多様性を認めることが時代の主軸になります。海外には一夫多妻制の国もあれば、事実婚の夫婦もいる。国によって結婚の形はすでにさまざまです。
最近ではポリアモリーという概念も認知され始めていますよね。
──ポリアモリーとは何でしょう。
合意の上でですが、複数のパートナーと関係を持つスタイルです。マイクロビレッジという考え方もあって、統制がとれるくらいの小さな集落で、どの子がどの親の子か分からないくらい自由に子育てをする。そういう村が生まれるのも容易に想像できますよね。
働き方の話題でも触れましたが、風の時代は“脱・雛形”で、それは恋愛や結婚においても同じです。それぞれが「自分ファースト」で、各々の結婚観や恋愛観、セクシュアリティを生きる時代になっていくと思います。


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