「創刊15周年記念スペシャルプレゼント企画」とは……「73歳にして禽獣虫魚の骨格、草木の出生を悟り、86歳にしてますます進み、90歳にして奥意を極め、101歳にして神妙ならん。110歳にして一点一格が生きるがごとくならん」とは、かの葛飾北斎翁が冨嶽三十六景に記した、いわば絵師としての意気込み。70代にして、さらなる高みを目指したのだからすごい。
当然、我々とて、六十の手習いという故事を引くまでもなく、何かを始めるのに遅すぎることはないのだ。
そこで提案。
家で過ごす時間が増えたという人には、サブスクで映画・ドラマ三昧もいいけれど、ギター&ベースはどうだろう。一度は手をつけた人も少なくないはず。Fコードが……とか、チョーキングが……とか、スラップが……、とか挫折の理由はさまざまあるだろう。
だがしかし、フェンダーの名品がプレゼントされるのならば、事始めのモチベーションにはならないか?その背中押しとしてフェンダーさんのご好意をいただいた。
応募はこちらからまずは、ギター。かのストラトキャスターである。
手にした名プレイヤーは数知れない。このたび用意した「赤いストラト」といえば、みんな大好き、レッチリの昨年復帰した(もう驚かないけど)、ジョン・フルシアンテを彷彿させるもの。
応募はこちらからついで、ベースはサンバーストのプレシジョン。丸くてストレートな低音の万能選手だ。色こそ違えど、元ガンズ&ローゼズのダフ・マッケイガンや、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャス、オカモトズのハマ・オカモトあたりが思い浮かぶ。
いずれにしても、30〜50代の読者ならば、北斎の立ち位置にも到達していないのだから、ゆっくり取り組めばいいと思う。
何しろ我々の中高生時代とは違い、YouTubeなどにレッスン動画が数多くアップロードされている今、上達のスピードは格段に上がるだろう。そう聞くと、とたんに欲しくなってくる。
「創刊15周年記念スペシャルプレゼント企画」とは……オーシャンズは晴れて創刊15周年を迎えた。そこで感謝の想いを伝えるべくスペシャルなプレゼント企画を実施!全15点を計52名さまにドドンとお届け。奮ってご応募くださいませ。
詳しくは
こちら上に戻る 清水健吾=写真 髙村将司=文