さまざまなストリートカルチャーがクロスしていた’90年代後半に青春を過ごし、中・高校時代にスケートボードやロカビリーにハマったことから、音楽を深く掘り下げDJを志ざすようになったJUNさん。いつしか海外からオファーを受けたり、空間プロデュースも行うように。
そんなある日、自宅にコンテナを入れ、音楽に集中できるDJ部屋を作ろうとしていたときに思いついたのが、DJブースとサウンドシステムが搭載されたトレーラーを作ること。それがPANORAMAのきっかけになったという。
「JUN主催の岡山でのDJイベントに誘ってくれたのが出会い。それからたまに近況報告したりしていて。4年くらい前にJUNから新しいプロジェクトを始めるという話を聞いたんです。
何やらエアストリームの中にサウンドシステムを積んで、移動式でダンスフロアを作るとのことで。それが『PANORAMA』になり、そこにJUNのセンスがどんどんアップデートされていて、今は岡山を飛び出して全国へ音楽やカルチャーを届けている。そのやり方が、今の時代に合っていて、とにかくクールだなと」(JOMMY)。
「DJとしてまだ誰もやってない新しいことに挑戦したいと思っていました。それでPANORAMAのことをJOMMYくんに相談をしたら、とあるフェスへ提案してくれて。
それをきっかけにたくさんの人に知ってもらい、フェスを中心に野外イベントからオファーがもらえるようになったんです。これまでに関東エリアを中心に、信州、北陸、九州などへ、PANORAMAを引っ張って旅してきました」(JUN)。
昨年末は、JUNさんの地元である岡山で「PANORAMA DISCO(FESTIVAL)」を開催。「今後も全国を旅しながら、そこでつながった人たちと絶景をバックにパーティができたらと。もちろんJOMMYくんともやりたいです!」(JUN)
エアストリームで旅をする、そして音楽を届ける。まさに男のロマンだ。
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