ほとんど語られることのなかった雑誌名に込めた意味
まずは「パイロット版」をペラペラ。これは編集部内では創刊準備号とも呼ばれていたもの。
雑誌のコンセプトや目的、ターゲットetc.を関係各所にお伝えするために作られ、いわば、オーシャンズの“自己紹介”が目的の一冊でした。
表紙は特別仕様で、本とは反対側に開くとドーン!と海が目に飛び込んできます。
そして、ページをめくっても、めくっても……。
海、海、海。
いたるところに海の写真が出てきます。オーシャンズは海なくしては語れない。
そして、雑誌名については、
「この世界で一番大きくて無限に広がるものが、オーシャン=大洋。世界中のどこまでも行ける可能性=本物の格好よさを追求していく……そんな願いを込めて『OCEANS』という複数形で命名しました」と、その由来を示している。
15年でどこまで追求できたかは……みなさん、どうでしょうか?
目次もチェックしてみよう!
こうして、“本物の格好よさ”を追求する雑誌として、オーシャンズという船は大海原に出航しました。
目次を追ってみると、[みんなエレガントを忘れてる][これ見よがしじゃない見よがし方][一日一回誰かを抱きしめる][特別なことを当たり前にセンス良く][知っておいてね、着飾ることを!]などなど、感情に訴えかけるような言葉がたくさん。
“ダメージデニムでホテルはNG”といった不変的なメッセージも、たっぷり込められています。
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