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2021.03.14

あそぶ

知ってるつもりになってない? 焚き火のルールとマナーを再確認

焚き火のルール&マナー
「Camp Gear Note」とは……
春の陽気に誘われて、外へと出かけたくなる気持ちの良い季節がやってきた。
しかし、空気が乾燥し、風が強くなりやすい季節の変わり目は、毎年火の事故が多い時期でもある。先日栃木で起きた山火事の原因は、アウトドア愛好者の火の不始末だったという残念なニュースの記憶も新しいだろう。
そこで今回は、皆さんがわかっているようでわかっていない焚き火の基本的なルール&マナーについて再確認してみたい。「こんなこと、知っていて当たり前だわ!」と思っていただけたら幸いだ。
焚き火のルール&マナー
ルールを守れないと、焚き火を楽しめる場所が年々減りかねない。

火をつける前に考え、備える、焚き火の安全

焚き火のルール&マナー
キャンプ場で火を焚くなら、もはや焚き火台は必須装備。
焚き火の安全は火をつけてから考えるのではなく、始める前にいかに危険を避ける準備ができるかがキモとなる。
まずは必要な道具を準備しよう。焚き火台、火傷を防ぐグローブ(軍手も可)、火を扱いやすい長めのトング、たっぷりの水。このあたりはマストな装備なのでお忘れなく。
焚き火のルール&マナー
直に火を焚いてしまうと、地面や草が焼け焦げてしまう。また、枯れ草が発火源にもなる。
近年は、ほとんどのキャンプ場で直火が禁止されているため、焚き火をしたいならば焚き火台は必須装備となっている。
そもそも昔は許されていた直火が禁止になったのは、地面への熱が環境に与える悪影響が理由のひとつだが、それ以上に燃えさしの炭やゴミを放置して帰る残念なキャンパーの増加が主な原因とされている。
最近は軽量でコンパクトな焚き火台が人気ではあるが、直火禁止の理由を考えると、ある程度地面から距離がとれて、しっかり炭や灰を受け止めてくれるような焚き火台を選ぶのが望ましい。
焚き火のルール&マナー
できるだけ草の上は避ける。草の上しか選択肢がない場合は、防火マットを併用しよう。
焚き火をする場所選びも重要なポイント。周りに燃えやすいものがない場所を選ぶのは基本中の基本である。
風が強い場所も避ける。もしくは風が強い日は焚き火自体をしない、という判断も非常に重要だ。万が一に備え、水はたっぷりと用意しておきたい。
焚き火のルール&マナー
防火マットは1000円前後から手に入る。サーファーには、板を巻くガラスクロスと同じ素材といえば想像しやすいだろうか。


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