すべてに似合う、多彩なモノトーン
▶︎カーキ フィールド キング オート派手な色柄に頼らず、大人っぽいシックな雰囲気に。ブラック&ホワイトを軸にするモノトーンの装いは、いわゆるキレイめなカジュアルを代表するスタイルとして季節を問わず支持率が高い。
下のコーディネイトは、黒、白、グレーの3本軸。ストイックなカラーパレットをややゆったりとしたサイジングでまとめ、リラックス感を演出する。
そんな肩肘張らない休日スタイルの仕上げに抜擢したいのが、オールブラックの「カーキ フィールド キング オート」だ。
カーキ本来のワイルドさよりも、スタイリッシュなムードをたたえたタイムピース。ダイヤルの12時位置にはユニークな2段デイデイト窓を配し、ミニマルなルックスに控えめな華を添えている。
その窓だけでなく、針やインデックス、ブランドロゴやモデル名などのディテールはホワイトで統一。ブラックとのコントラストがスタイル全体とリンクし、色数の少ないコーディネイトにさらなる説得力を与えてくれる。
ちなみに、「黒」とひと口に言ってもその表情はさまざまだ。素材や加工によって風合いは異なり、この上質なコットンを使ったカーディガンのように柔らかい質感を纏えば、優しい印象の黒になる。
そして、そういった“微差”こそ、この時計の醍醐味なのだ。
特徴的なリューズガードが付いたSSケースにはマットブラックPVD加工が施され、光沢を抑えた上品な印象に。ダイヤルには同じくマットブラックを採用しつつ、外周と内側でかすかに濃度を変えることで独特の立体感を生み出している。
ダイヤル&ケースの落ち着いた黒を支えるのが、カーフレザーブレスレットのエレガントな黒だ。特有のクラス感とともに、メタルとは違った温かみを手に取るたびに感じることだろう。
計算のうえで使い分けられた多彩な黒の共演が、時計に、そしてスタイル全体に深みを与える。
インスタントにキマるモノトーンコーディネイト。かといって、単なる黒に逃げない。まさしく大人の選択肢ではないか。
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