OCEANS

SHARE

「フーディニ」のスウェットシャツ

抜群のカラーセンスとシンプルデザインが人気のアウトドアウェアブランド。メリノウールとテンセルを混紡し、極上の着心地を実現。2万5000円/フーディニ(フルマークス cs@full-marks.com)
推薦人
オーシャンズ デスク 蒲池琢磨(37歳)
あと数カ月で37.5歳。キャンプやスノーボードなどアウトドアへの逃避トリップが趣味。話題のファスティングを本気で検討中。
手に取った瞬間、「!」。ふわっふわのもっちもち。こんな“マシュマロのような触感”は初体験。「魔法のような着心地の良さ」を服作りのコンセプトに掲げるのも伊達ではないなと、感動したことを覚えている。
「楽な服」好きの自分としては、これ以上にストレスフリーなスウェットはない、と本気で思っている。しかも素材にメリノウールを使用しているので体温調整にも優れ、夏以外はフル稼働してくれるのもありがたい。
ブランド名の由来ともなった伝説のマジシャン、ハリー・フーディニのマジック(魔法)にまんまと“かかって”しまったワケである。
 

「クラウディ」のリサイクル素材ニット

素材は使用済みペットボトルや衣料品を原料としたリサイクルポリエステル。ガーナ人デザイナーによる、現地の伝統柄をモチーフにしたデザインを採用することにより、雇用を創出。循環型のビジネスモデルの構築に挑んでいる。各2万2000円/クラウディ(ドウヤ 03-6459-3946)
推薦人
オーシャンズ デスク 三橋真央(40歳)
本特集を担当。バスケ、テニス、野球と球技は浅く広く何でもござれ。海外旅行とうまいものを食べるのが好き。ホテル・リゾートにも精通。
サステイナブルを謳うブランドや服が増えてきた。しかし、ここの取り組みはよそとはひと味違って実に多面的、立体的だ。
アフリカ⇄TOKYOを主語に、雇用問題や社会課題に対して寄付や慈善活動ではなく、現地の人々を巻き込みながら服を作ることで持続的に解決しようとしている。もちろん、服自体を作ることに対する環境負荷への軽減にも積極的。
まだまだスモールカンパニーではあるだろうが、これからのCSRのヒントが詰まっている。作られる服は、“環境重視野郎”が好む、ぼんやりした色やオーガニックくささがなくてかっこいい。
 
清水写真事務所=写真 星 光彦、来田拓也=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、森上 洋、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、中田 潤、今野 塁、菊地 亮=文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。