いい革靴の話題になれば必ず挙がる、オールデン、ジョンロブ、ジェイエムウエストン。では、なんで“必ず”名前が挙がるのか。
その魅力にヤラレテしまった大人たちの声を聞いてみよう。
「オールデン」の革靴
推薦人
俳優、モデル 平山祐介さん(50歳)
人気俳優であり、オーシャンズの看板モデルとしても活躍。バイク、格闘技など趣味も多彩で、もちろんファッションにも一家言あり。
推薦アイテム「レースアップブーツ」
アーチフィッティングで知られるモディファイドラストを採用。アッパーには米国ホーウィン社の最高級コードバンを使用している。
唯一無二の艶感を放つコードバンの魅力は言わずもがな。優れた履き心地や経年変化を楽しめる懐の深さも、大人が惹かれるのに十分な理由ではないでしょうか。
NYの店舗でニューヨーカーたちに混ざって足の採寸をしてもらって購入した思い出も込みで、もう一生モノだなと。しばらくスニーカーばかりでしたが、そろそろ革靴気分な今日この頃です。
推薦人
ナナミカ ディビジョン ディレクター 野村剛司さん(49歳)
ゴールドウイン(ザ・ノース・フェイス)を経て、2004年にナナミカへ。セールス、プレス、MDを経て現在にいたる。自然を愛する3児の父。
推薦アイテム「チャッカブーツ」
タフさとユーティリティを兼ね備えたバリーラスト。その素材、ラスト、デザインが生み出す圧倒的な個性は、いつの時代も男の憧れ。
25年以上前に、大学の卒業旅行でなけなしのお金をはたいて買ったのが最初。現在はほかのモデルを含め3足あります。
コードバン特有の上品な光沢感と抜群の履き心地がたまらなく、自分の足に完璧にフィットしています。
普段の通勤で月に2、3回履いていて、合わせるのは、主にデニムや軍パンなどのカジュアルなスタイル。これからも長い付き合いになりそうです。
推薦人
ムロフィス ディレクター 中室太輔さん(39歳)
PRオフィス、ムロフィスのディレクターを務める傍ら、ブランディングディレクターとして企業ブランドに関する案件なども手掛ける。
推薦アイテム「Vチップ」
ホーウィン製のコードバンを使ったモディファイドラストのVチップ。履き込んでいった際のエイジングを楽しみながら長く愛せる逸品。
土踏まずのアーチがくびれており、何ともセクシーなシルエットが特徴のモディファイドラストですが、なかでもVチップを用いたデザインは「色気がありながら武骨さも感じる」のが長年好きな理由です。
20代のときにひと目惚れし、無理して買いました。靴のクオリティは言わずもがな。オールデンの靴は一日履いていても疲れず、靴擦れしたこともないです。
推薦人
ユナイテッドアローズ PR 渡辺健文さん(41歳)
2005年にユナイテッドアローズ プレスに就任。昨年秋には、自社のライフスタイルウェブマガジン、IDEASを立ち上げた。
推薦アイテム「プレーントウ」
ブランドを代表する外羽根プレーントウ。コードバンが作り出す美しい艶と、リバースウエルトの力強さに惚れ惚れする。
スーツからジーンズまで対応できる汎用性の高さは随一。よっぽどフォーマルでない限り、スーツの足元には「9901」に代表されるオールデンを合わせることが多いです。
もし一足しかワードローブに残せないとしたらおそらくこれを選ぶと思います。
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